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東京卍會 ページ20

数日後

無事に接触禁止令も解除され、
Aにいつも通りの平和(?)な休日が訪れていた。







『じゃあ万次郎たちのとこ行ってくるね〜』

青「A…早く帰ってきてね」


玄関で寂しそうにAを見送る青宗。
尻尾と耳が幻覚で見えるくらいだ。



『大丈夫だよお兄ちゃん。この前みたいに遅くならないから』

青「本当に??」

『うん!約束する!!』

青「土曜日プレミアムまでには絶対帰ってきて」



青宗の言葉に小さく笑って可愛らしく微笑んだA。

行ってきますと言って家を出て、西陽が差す歩道を一人歩くと、1台のバイクの音が少しずつ大きくなる。






松「あー!!Aさん待ってください!」

『あれ?千冬だ〜!どうしてここに?』

松「どうしてここに?じゃないっすよ!…もしかしてメール見てません?」


鞄の中から携帯を取り出して確認してみると、千冬から一通のメールがきていた。

そこには「今から迎えに行きます。家の前で待っていて下さい」と短く記されていた。



『あ、ごめん…気付かなかった』

松「まあいいっすよ!こうやってちゃんと会えたし!」


ニカッと笑ってバイクから降りてくる松野。

万次郎から預かったA専用ヘルメットをぎこちない手つきで優しく被せてくれる。

そして、バイクに跨ぐAの体から少し離れた所に手を構えて、落ちそうになってもすぐに支えれるようにする。



『千冬ありがとね』

松「大した事してないっすよ」


そう言いながらいつもは首にかけてるヘルメットをハンドルに引っ掛ける。

首にかけたままだと後ろにいるAの邪魔になってしまうから。




松「じゃあ出発するんで掴まってくださいね」

『はーい!お願いします』


Aは躊躇いもなく千冬に抱きつく。


とある東卍メンバーは
?「もっとちゃんとくっついて!もっと!もっと!!」

と、強く抱きついてないと怒ってくるので最初からぎゅっと抱きつくのが当たり前になっていた。


しかしそんな事を知らない松野は思っていたよりも密着された事に驚き、内心心臓バクバクである。

いや、内心どころではなく挙動に思いっきり出ていた。



松「へ、あの、その」

『どうしたの千冬?早く行かないと集会遅れるよ?』







(振り向かなくても分かる)

(この人はオレと違って子供のような純粋な目で見ているんだと)



松野はAの天然・鈍感な所に思わずため息が出そうになるも、平然を装ってゆっくりとバイクを走らせた。

東京卍會→←お迎え



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ユノン - 続きが気になる (11月3日 16時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
まつゆ - ふるぽてさん» すごく面白いです!夢主、イヌピーの妹愛され大好物です!過保護すぎな程すてき。もっと皆と絡みまくってほしい…特にドラケンもココも場地さんも千冬くんも、灰谷兄弟と河田兄弟と春千夜くんとワカさんと絡みに絡みまくってほしいです!!更新応援してます! (2023年2月1日 6時) (レス) id: 20512135de (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 更新まってます (2022年7月22日 10時) (レス) @page22 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - 神作すぎんか (2022年7月22日 10時) (レス) @page21 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
ふるぽて(プロフ) - ミートスパさん» ミートスパさんコメントありがとうございます!温かいコメントに本当に救われます…最近私生活も落ち着いてきてまた頑張ろ!!ってなっているので更新頻度上げれるようにしますね! 新しいエピソード始まるので楽しみにして下さい(*´˘`*)♥ (2022年5月15日 20時) (レス) id: 82584e8201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふるぽて | 作成日時:2021年12月20日 21時

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