乾青宗は妹を取られたくなくて必死な様子です【1】

お花見 ページ9

戻って来たA達を見て手を振るエマ。


エ「おかえり〜！……その人他達は？？」


『ただいま、エマちゃん。今から紹介するんだけど、私のお兄ちゃんとその友達だよ。…まず座ろっか、』



みんなぞろぞろと座る中、当たり前のようにAの両隣に座る青宗と九井。

さっきまで隣に座っていた万次郎とエマは何かを言いたそうにするも、2人の圧が凄くて何も言えずに大人しくしている。


『じゃあみんなも座った事だし改めて紹介するね。こっちが私のお兄ちゃんの乾青宗、そしてそのお友達の九井一くん。歳は私達の一個上だよ。……ちゃんと紹介した事がなくてごめんね』


九「Aちゃんが謝ることは無いよ」

青「ココの言う通りだ。もう俺は気にしてないから大丈夫だよ、A」


万次郎達は、Aの顔を覗き込み頭を撫でたり手を握ったりする2人を見て嫉妬の眼差しを向ける。


佐(Aの頭触りすぎじゃね？)

龍(あーあ、こりゃ完璧見せつけられてるな)

三(兄妹ってあんなに距離近いもん…なのか…？)

場(確かにこうやって見ると顔似てるなぁ)

羽(ちょっと距離近くない？え、普通に無理なんだけど)

エ(エマの方がAちゃんと仲良しだし…)




『…よし！じゃあそろそろ日が暮れてきたし後片付けして帰ろっか！お兄ちゃんは一くんと先に帰ってて！私は後片付けしてから誰かの後ろに乗って帰るから』


Aはテキパキとごみを片付け始める。

そしてAの後ろに乗る宣言にザワつく男達。

佐「俺だな」

龍「最近全然乗せてねーから俺だな」

三「そもそもマイキーの後ろはエマちゃんだろ」

羽「そうだよマイキー。あと三ツ谷も朝乗せたから駄目だかんな」

場「じゃあ消去法で俺だな」

松「場地さん…その消去法間違ってると思います…」

ぺ「口より手を動かせオメェら！」




青「揃いも揃ってごちゃごちゃとうるせぇな。俺以外有り得ない」


『お兄ちゃん口悪くなってる。あとお兄ちゃんの後ろは一くんが乗るから無理でしょ』


青「…3人で乗る」

九「…イヌピー今日は仕方ない、諦めよう。また今度乗せような」


青宗を頑張って説得し、連れて帰る九井。




そして2人が居なくなった直後、盛大なじゃんけん大会が開かれたとか。

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