乾青宗は妹を取られたくなくて必死な様子です【1】

お花見 ページ6

一方その頃、Aは花見の会場に着いた様子。



『隆、お迎えに来てくれてありがとう』

三「いーよ、気にすんな。むしろ今日じゃんけんで勝ってお迎えの権利貰えてラッキーだよ。こんなに可愛いAを1番に見れたんだからな」


へへっと照れたように笑う三ツ谷にAは自然と笑顔になる。

『お洒落な隆にそう言って貰えると自信つくな〜。朝早起きして髪セットした甲斐があったよ。それに今日の服はお兄ちゃんが買ってくれた服なんだ』


お兄ちゃんというワードが出て来て一瞬複雑な気持ちになる三ツ谷だが、Aが嬉しそうにしてるからまあいいか、とAの隣を歩いてみんなの居る所へ向かう。



三「おーい、A迎えに行ってきたぞ」

『おはよう！お待たせしました！』



Aの登場に一瞬で笑顔になる男達。


佐「A！めちゃくちゃ可愛いじゃん！今日は俺の隣な」

龍「おはようA。その服すげぇ似合ってんじゃん」

羽「Aすごく可愛い。天使みたい」

場「確かに、すげぇ可愛いな…」



『みんな褒めすぎたよ、恥ずかしいじゃん。それより場所取りしてくれたパーちんとぺーやん、千冬、ありがとね』

パ「気にすんなよ、それより早く食おうぜ」

ペ「そうだぞA、パーちんの脳みそは空気で出来てるからな！！」

松「俺も全然大丈夫です！」



みんなと話しながら空いている席に座ろうとするA。

そんなAの腕をぐいっと引っ張る女の子。

エ「Aちゃんの席はエマとマイキーの間だよ！」

そう言ってAの腕にぴったりくっついて満面の笑みを浮かべる佐野エマ。


『エマちゃんおはよう。席ありがとね！』

佐「エマだけずるい。俺もAにくっつきたい」

龍「A、1番めんどくせぇ席に座ったな…」

羽「両隣りが佐野兄妹とかきつい」

場「そんなんじゃ食うもん食えねぇんじゃねぇか？」

松「Aさん食べたいのあったら言ってくださいね！俺皿によそうんで！」



『千冬ありがと〜すごく助かる』

Aに褒められて顔を赤くする千冬。



佐「…まあ俺はAの口に運ぶけどな！」

エ「…エマなんてAちゃんに飲み物飲ませてあげるもん！」



『2人ともそんな事しなくていいから！2人が腕に絡みつくのを止めたら済む話でしょ』





佐野兄妹に挟まれ大変そうなAを周りは哀れみの目で見ていた…

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