甘すぎ注意【文豪ストレイドッグス】

猫耳ぷれい＊太宰治/中原中也 ページ20

Aside




｢な、なんて可愛いんだ！どういうことなの！？一生此の儘の姿で居た方がいいんじゃ｣

｢黙れ｣



お前、一生恨んでやるからな。そう言いかけた処で私の口を塞ぐ糞太宰。私の上司だが部下に酷いことをさせるという最低な行為をとる奴だ。こんな奴が上司だなんて真っ平御免だ！！


｢幾らなんでもこんな格好させるなんてあんたには変な趣味がお有りで。私以外の人にやって頂きたいですね｣

｢例えば？｣

｢中也さんとか｣

｢ハッ。目が腐るからやめとくよ。それにしても可愛いものだねぇ、こんな姿も。
君は今まで薄汚れたスーツしか着ていなかったものだから、ハイライトが激しいよう｣


まぁ、それは肯定する。特に否定の義はないし嘘を吐く必要もないのだからね。
...でも。
この格好はないんじゃないか。


今の私の格好は、猫耳に猫の尻尾をつけさされ正しく猫そのものの格好だ。二次元でいう猫化ではなく、意図的に着さされたもの。之は理不尽以外の何物でもないだろう。


｢ちーす。遅れ...はァ！？｣

｢あ、中也..。糞、計画が狂った...｣


顎に手を当てて考えるフリをする太宰さん。嗚呼、しまった。こんな姿を、真逆中也さんに見られるなんて。
私は此の人の前でこんなキャラではないのだけれど


｢おま...その格好、どうしたンだ？太宰の奴になンかされたか？｣

｢はい..それはもう酷いことを、｣

｢太宰ィ！！手前ェ俺の部下になンてことしてンだよ！！｣


矢っ張り中也さんは単純だ。そして太宰さんを嫌う
暫くして、太宰さんと中也さんが帰ってくる。中也さんの顔は何故か赤かった


｢...て、手前がそンな格好してるから悪いンだからな！｣


此方の身にもなってくれ、と頭を掻きながら云われる。私はなんのことだかさっぱり。


｢..つまり、こういう事なのだよ。｣


太宰さんが近付いてきて、ちゅっと首筋にキスを落とす。その瞬間、ぢゅるっと吸われた
ピリッとする痛みと共に中也さんの険しい目は私の目を捉えていてぞくぞくした。中々のＭなのかもしれないな、自分


｢まっ、そんな格好してるンなら俺等と相手しろっつーことだよ。んじゃまァ、遠慮なく頂くわ｣



手を絡められて、今度は唇にキス。

全ては意図的に仕組まれた、2人の作戦でした。


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太宰さんが猫コスプレイしてみたいと中也さんに云って中也さんが了承した後のお話！！



ユーリさんからのリクエストでした。お気に召しませんでしたらご連絡くださいね！書き直します！

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