密か*江戸川乱歩/太宰治 ページ13
Aside
「A〜、一緒にお菓子食べよー?あ、食べるのは僕だからね!君は買うだけ!」
一緒に食べようと云っておきながら食べさせてくれないという理不尽なことを言われた。おまけにお菓子は"私が"買えとのこと。只私が損するだけのことである
そんなことを云うのは乱歩さん。悪気はないんだろうけど、でもあまりにも残酷ではないか?と心の中で静かに思う
「一寸、聞いてる?早く買ってきて!」
待ちきれないんだよ〜、と云って駄々こねる乱歩さん。じゃあ自分で買ってこいよ!と思うのは私だけなんだろうか...
渋々財布を持って買出しへ。どうせコレ食べたいヤツじゃない!とか文句云われるんだろうなぁって思う
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「あれ、Aちゃん。こんな処でなにを?」
「嗚呼、太宰さん。少し買出しをですね」
「...乱歩さんに頼まれたのかい?」
「おお、ご名答です」
がさがさと買ったお菓子の袋を揺らしながら武装探偵社に向かっているところ、入水していた様子の太宰さんに会った。服は水びだしでまだポタポタと水滴が垂れている。
「持ってあげるよ。レディーファーストさ」
「かっこつけたいだけなら結構ですよ」
と云いつつも太宰さんに荷物を持たせた。こういう時は便利だなぁ、この人
「お帰り、A。...なんで太宰がいるの?」
「其処で彼女と会いまして。之、お菓子です」
「あっ、買ったのは私ですからね!!」
太宰さんが買ったみたいになってるから一寸訂正。
「..うーん、食べたい物はないけどいっか。Aも食べる?ごほーびね」
「んぐ」
乱歩さんが口の中に突っ込んできたのは小さいドーナツ。砂糖が周りについていてとても甘く美味しかった。
..それより
後ろの視線が怖い。太宰さんの視線が怖すぎる
突き刺さるような冷たい目線で見てくるから、乱歩さんも口を尖らせて目を細めていた
「...なぁに?太宰。真逆、嫉妬?」
「その真逆ですよ。いくら乱歩さんでもAちゃんは渡せませんかね」
腕組みして、此方を見つめてくる。乱歩さんはぐいっと私の腕を引っ張って自分の膝の上に私を座らせた
ぎょっとした私は恥と驚きで声が出ず、一時停止する
「...な、!?」
「これでも、太宰は奪えるの?」
「ええ、上等ですよ。」
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時雨さんからのリクエストでした。本当ごめんなさい本当に。リクエストくださったのにとばしてたなんてくっそ最低ですね死んできます文字数死ぬ
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マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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