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飴玉みたいに*江戸川乱歩 ページ3

Aside



「乱歩さん乱歩さん。飴食べます?」

「食べる。あーん」


乱歩さんは人目を気にせず口を開けてくる。ここは探偵社だから、太宰さんや国木田さん等いろいろな人がいるのである
...にも関わらず


「はやく。あーん!」

「あ、あーん...」


ぱくっと指ごと食べられて肩が跳ね上がった。それを見越したのか、手首を掴んで飴のついた指の先端を舐め取られた
生温い、ざらざらとしたなにかにぞくぞくしながら声を抑える

それを見ている人達の目線は冷たくて痛い。


「ん〜、あまかった。ごちそーさま!!」


色んな意味でね、とボソッと耳元で囁いた乱歩さん。何時もラムネばっか飲んでる所為で云うことまで甘くなったか、なんて思う。


乱歩さんの囁きは、無茶苦茶と云っていい程ぞくぞくする。体が痺れる程だ
其は自分が好きだから、なのかもしれないが
其でもねちっこくてドキドキする彼の声は好きだ


「一寸、ここでイチャイチャするのやめてくれない?」

「む、太宰には関係ない。引っ込んでてよ」


えぇ、というような顔をして太宰さんはこの部屋から出ていく。
太宰さんが出て行ったからか、皆空気を読んで(?)この部屋から次々に出て行った。2人っきりになった乱歩さんと私。どうにか沈黙を破ろうとした乱歩さんが今まで食べていた飴を、


「...ん」


口移しで、私に食べさせた



「..うぅ、ん....ぁ」


右手を腰に回し、もう片方の手を後頭部に回された。飴の甘さと雰囲気で、なにもかも溶けてしまいそう

足が絡まったときにはもう飴が溶けていた。


ゆっくりと唇を離したときに見た乱歩さんの顔は、とても色っぽく感じた


「なに見てるの?」

「...見惚れていた、というやつでしょうか。乱歩さんに目を奪われておりました」


なにそれ、といって笑われた。そんな姿さえも愛おしいと感じてしまうのは
矢っ張り、好きだからなのだろうか



「僕も、見惚れちゃってたよ」

---


終わり方雑でごめんなさい。仕方ないんですう(´・∀・`)

僕の物*芥川龍之介→←自惚れ*芥川龍之介



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マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無猫 | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年4月28日 21時

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