6 ページ6
・
これは……なんの匂いなんだろう、
お風呂からあがって
お兄さんから受け取った服に身を包むと
柔らかい香りが胸いっぱいに広がる
なんだろう、おちつく匂い、っていうのかな、
コレ、何の匂い？
答えのわからぬまま、リビングに向かうと
私を見たお兄さんは
ドライヤーを洗面所から持ってきて
私を、自身の足の間に呼んだ
優斗「髪、乾かしてあげるからこっちおいで」
「ありがとう、」
はじめて。
人に髪を乾かしてもらう、の。
ちょっと緊張しながら、
彼の呼ぶとおりに座ると
ぶぉー、なんて音を立てるドライヤーは
私の濡れている髪を少しだけなびかせる
優斗「熱くない？」
「だいじょうぶ、」
そんな髪に触れる、
お兄さんの手は優しかった
それからどれぐらい経ったかな、
最後の仕上げに、
ブラシで髪をとかしてくれるところまで
わざわざやってくれたお兄さん。
優斗「俺もお風呂はいってくるけど、
眠たかったらそこにベットあるから寝てていいよ」
と。
お風呂へ姿を消したけど
さすがに寝るのも申し訳ないし、
頑張って起きていよう。。、
その間に、まだ濡れている、
持ってきた鞄の中身を見る
そこには
1枚の写真と、通帳とカード。
その、通帳の中身を見て
はぁ、と
思わずため息をついた
ちゃんとお金あるから、
1人でホテル暮らしでもした方が良かったかな
お兄さんに悪いことしちゃったかも、
とかって。
今更だけど
いきなり、すごい罪悪感が私に迫ってきた
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2041人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - hiレベルな小５さん» お返事遅れました！！大好きだなんて……！本当にありがとうございます！！ぜひ、完結までよろしくお願いします！ (2020年3月14日 22時) (
レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - あんずさんのお話が大好きな小５です！優斗くん大好きなのですごく嬉しいです。これからもお話楽しみにしておきます！ (2020年2月17日 16時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ももみず *さん» ありがとうございます！そう言って頂けてめちゃめちゃ嬉しいです…！！ (2020年1月22日 19時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ゆずめろさん» 大好きだなんて…！そんな！光栄すぎます、！！ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年1月22日 19時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ちぃさん» はじめまして！本当ですか！嬉しいです、、！ありがとうございます！頑張ります！！ぜひ、完結までお付き合い下さい！！ (2020年1月22日 19時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんず
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akko010716&scr=novel/321576798...
作成日時：2019年11月15日 23時
