さとみくんは振り向いてくれない！【stpr】

真っ直ぐな気持ち ページ2

ー告白してから3週間目ー

A「わぁっ！」

さとみ「お前のその手はわかってんだよ。」

A「じゃあなんで来たかもわかります？」

さとみ「またお昼の誘いだろ？」

A「違いますぅー。今日も先輩カッコイイですね。って言いに来ただけ。」

さとみ「はいはい」

A「それでは！」

今日も言うこと言ったし満足！

今日俳句作るんだっけ？じゃあさとみ先輩の事書こう！



できた俳句がこちらです

さとみくん カッコよすぎる 先輩だ

なかなかの上出来！

A「さとみ先輩！俳句作りました！」

さとみ「聞かなくていいわ…」

A「さとみくん カッコよすぎる 先輩だ」

さとみ「これ教室の前に貼るんだろ？恥ずかしいからやめてくれ。」

A「照れてます？」

さとみ「照れると言うより恥だな。」

A「えぇ…なんでそんなに冷たいんですか！」

さとみ「しつこいから。」

A「しつこくて結構です！」

さとみ「逆になんでこんなに冷たくされても着いてくるんだよ」

A「そんなの簡単ですよ！好きだからです！」

さとみ「……はぁ…お前の真っ直ぐさには尊敬するところもあるけど真っ直ぐ過ぎて疲れるわ…」

A「まぁでも尊敬してるってことですよね！」

さとみ「1部な。」

A「じゃあ好きってことでいいですか？」

さとみ「尊敬と好きの違いもわかんないのかお前は」

A「好きってことじゃないんですか！？」

さとみ「お前は国語の学習でもしとけ。」

A「だって尊敬してるってことは好きってことでしょ！？」

さとみ「だからお前は…」

A「俺だって尊敬してるもん！」

さとみ「……………は？」

A「昔から尊敬してます。1年の時から。」

さとみ「あ…うん…」

A「なんかさとみ先輩って昔の俺の友達に似てる気がするんです。」

さとみ「…俺も昔お前みたいな友達いた気がする…あ…そう言えば…」

さとみ先輩が言いかけて瞬間授業のチャイムがなった。

さとみ「急がないと…！お前も早く学級に行けよ！」

A「あっ…はーい！」

さとみ先輩何を言おうとしたんだろう…

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