乱歩さんの妹は米花町に引っ越すようです

23話 ページ23

貴「ん…」






眩しくて目を開けると




鏡「…おはよう」




鏡花ちゃんが目の前にいた




貴「…おはよう」





挨拶を交わすと鏡花ちゃんは
すぐに走り去っていった




周りを見渡す

どうやら探偵社の診療室みたいだ







────ガチャ



敦「起きたんですね」



恐らく走りながら部屋に入ってきた敦くんが
ほっとしたように言う



貴「おはよ、どのくらい寝てた？」



空はまだ暗く日が明けていない



敦「えっと、確か…2時間くらいです
症状は軽いけど安静にしているように、との事です」




…先手を打たれた




貴「そう言えば取引はどうなったの？」




敦「黒ずくめの人たちとポートマフィアには
そのまま逃げられました」




俯いて拳を握る敦くんは悔しそうだ





貴「こんなんで捕まえれたら
逆に裏があると思うよ」

貴「長期戦になるのは元から覚悟してるんだし
そんな気にしなくてもへーきだよ」



立ち上がって敦くんの頭をぽんぽんと叩く






しばらくの沈黙の後




敦「………あ、安静にしててください」





随分と冷たく返された




貴「ひっどーい、つめたいなー、敦くん」




ベットに座って横目で敦くんを
見ながら大きな声で言う




敦くんの顔がひきつる




敦「な、何をご所望でしょうか…」




貴「今誰がいるの？」





敦くんによると
国木田と太宰がパーティの護衛にまわっていてそのまま
与謝野さんも怪我人が出たとき用にそのまま
賢治くんはパーティを楽しんでいたのでそのまま

というわけで今探偵社にいるのは
お兄ちゃん、谷崎とナオミちゃん、敦くんに
鏡花ちゃん、それに社長の計7人らしい




貴「ふーん…本当は福福堂のいちご大福がいいけど、
さっさとお兄ちゃんからお菓子もらってきて」




敦「わ、分かりました！」




あれ…？福福堂って営業時間過ぎてるはずじゃ……とか、敦くんがボヤいてる気がするけど気にしない







急募糖分求む







✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄


最近更新スピードが落ちてきてます
本当にごめんなさい
上がるように頑張っていきます


あと、実際に福福堂というお店が
あったらごめんなさいm(_ _)m

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