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あ｢…19時には終わる予定だから｣
渉｢え？｣
あ｢21時までには家に帰れると思う。あの、本当に私まだどう接していいかわからないの｣
渉｢昔みたいに笑ってよ。あの頃と変わらなくていいから｣
あ｢そう言うわけにもいかないでしょ？渉くんは、今とってもとっても凄い人なんだから｣
渉｢…なるほどね。少し理解した｣
あ｢え？｣
渉｢今はいいや。あとで話そ。あと、俺みんなに言うから｣
あ｢何を？｣
渉｢太輔はもう知ってるけど、Aのこと知り合いだって｣
あ｢わざわざ言う必要ないでしょ？｣
渉｢健永のあの顔見てたら腹立って来ちゃってさ｣
あ｢なにそれ｣
渉｢俺の知らないAを知ってて、デレデレニヤけてるから｣
あ｢意味がわからない｣
渉｢ふふ、まぁいいよ。じゃ、またあとで｣
しばらくして撮影が始まった。
7人で撮ったり、ペアやピンで撮ったり色々。
Aは犬の気を引きながら、うまくシャッターチャンスを作れるよう動いていた。
犬たちもご機嫌で、予定より早めに撮影が終わった。
Aは犬たちをそれぞれゲージに入れ、担当の人に受け渡し、その後カメラ機材の片付けをしている。
そんな様子を横目で見ながら、楽屋に戻って帰り支度をする。
高｢千賀ぁメシ行こうよ、早く終わったし｣
健｢いいね！あ、誘ったら一緒に来てくれるかなぁ？｣
高｢誰？あの人？｣
健｢そう！もっと話したいな、犬とか動物の話｣
渉｢健永、悪いけど………｣
健永に話掛けたそのタイミングでAが楽屋に入ってきた。
あ｢すいません｣
健｢あ、長谷川さんちょうど良かった｣
あ｢え？｣
健｢この後一緒にメシ行きません？もっと話聞きたくて｣
あ｢あ、ごめんなさい。折角のお誘いなんですけど、私この後まだ仕事入っちゃって…で、横尾さん、ちょっといいですか？｣
渉｢俺？｣
あ｢…｣
とぼけたフリしてみたら、また睨まれた。
たぶん、その入っちゃった仕事の件を話したくて、でも連絡先もわかんないから仕方なく俺を呼びに来たんでしょ？
みんなが不思議そうに俺を見ている。
さっき言ったよね？
俺、みんなに言うよって。
こんな調子で、健永とかとメシ行かれたら参っちゃうから。
やっと見つけたおまえを、もう逃がしたくないの。
渉｢入ってきなよ、A｣
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みなみ(プロフ) - ユカ子さん» コメント、ご指摘ありがとうございます。私個人としては「w」で統一してるので、今のところ変えるつもりはありません。ご理解頂けると嬉しいです。今後の参考にさせて頂きます。 (2015年11月28日 16時) (
レス) id: ea6eeab55c (このIDを非表示/違反報告)
ユカ子(プロフ) - wより(笑)のほうがいいと思います。 (2015年11月28日 16時) (レス) id: 974d9893bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2015年11月11日 17時
