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キスしながらだんだん我慢できなくて、ゆっくりAの腰や背中や脇腹あたりを撫でると、肩が強ばって俺の手を避けるように体を捩るから、「怖かった?」って聞いた。



でもAは恥ずかしそうに顔を赤く染めて「大丈夫」って言った。



憂いを帯びたAの瞳に吸い込まれるような感覚。

この先へ2人で行きたくて、その想いを込めて名前を呼んだ。





AからのキスをYesと受け取った俺は、Aを抱きかかえて寝室に向かう。




ひんやりとした部屋。

そっとAをベッドに降ろして、そのまますぐにキスをした。



それから俺の首に巻き付いてくるAの体を優しく離して、最後にもう一度確認をする。





渉「A…本当にいいの?」

あ「いいよ」

渉「俺のために無理してんならやめるよ?」

あ「無理してないよ?だって、私、渉くんが大好きなんだもん」

渉「俺もおまえが好きだから、傷付けたくはない」

あ「どうしたら大丈夫なこと信じてもらえる?」

渉「どうしたら…」

あ「渉くん上脱いでよ」

渉「は、俺?」

あ「うん」




ほらほらって言いながら、起き上がって俺の服に手を掛けるから、よくわからないままとりあえず上に着てた物を脱いだ。




渉「脱ぎましたけど?」




するとAは、ぴとっと俺の体に触りながら胸に顔を寄せてくっついてきた。




あ「渉くんってあったかくて安心するの」

渉「そりゃどうも」

あ「ふふ、渉くん凄いどきどきしてるね」

渉「煩いわッ」

あ「私も。でも…嬉しいどきどきだよ」





俺の手を取り、いつかみたいに自分の胸に置く。


あの時のAの心臓の音は痛々しく鳴っていたけど、今の音は違った。





あ「渉くん、私大丈夫」

渉「ッ!?」





心臓の鼓動を感じさせてくれていた場所から少しずらして柔らかい膨らみに触れさせる。





渉「もう途中で嫌がっても無理だかんな…」




口を塞いでAをベッドに倒しながら、Aが触れさせてくれたそこを、優しく包み込んで刺激を与える。





昨日逃げたのは俺。

もう逃げない。
こいつの全部をちゃんと受け止める。





何度も何度も、「渉くん大好き」って繰り返すA。




『こんな日が来るなんて思ってなかったから、今私すっごい幸せだよ。渉くんに見つけてもらえて良かった。

渉くんが私を好きでいてくれて良かった』



そう言って、Aは嬉しそうに俺の腕の中で眠りについた。

37→←35~You said~



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みなみ(プロフ) - ユカ子さん» コメント、ご指摘ありがとうございます。私個人としては「w」で統一してるので、今のところ変えるつもりはありません。ご理解頂けると嬉しいです。今後の参考にさせて頂きます。 (2015年11月28日 16時) (レス) id: ea6eeab55c (このIDを非表示/違反報告)
ユカ子(プロフ) - wより(笑)のほうがいいと思います。 (2015年11月28日 16時) (レス) id: 974d9893bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなみ | 作成日時:2015年11月11日 17時

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