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渉「着替える気ない?」
あ「寝るときは着替えるよ」
渉「いていいの?」
あ「え?」
そんなびっくりしたような顔すんなよな…
あ「こんなジャージ女置いて帰ればいいじゃない」
渉「ひねくれんなよ。何?萎えたって言ったから?」
あ「…」
渉「俺が来る前に風呂入っちゃえば良かったじゃん」
あ「鍵開けたまま入ったら、渉くん絶対起こるじゃない」
渉「それはそうだね」
あ「だから、来るまで待ってたんだもん。だけどなんか恥ずかしくなってきて…最終的に渉くんの前で別に可愛い格好したり取り繕わなくていいやって」
渉「いつも通りで自然体でいてくれてるってこと?」
あ「自然体でいれてるかはわかんないけど」
濡れたままの髪をそっと撫でる。
渉「めちゃくちゃ警戒されて、手ぇ出されないように防御してんのかと思ったw」
あ「え?」
渉「俺を萎えさせるのが目的かと思ったの」
あ「そういうんじゃないもん…」
渉「ま、いかにも誘ってます。みたいな格好されても逆にびっくりだけどな」
あ「ぜっっっったいしないからッ!」
渉「はいはいwとりあえず髪乾かしといで。その後ちょっと俺と遊んでよ」
あ「遊ぶって何?」
渉「いいからいいから」
Aが髪を乾かしてる間、猫じゃらしを手に取って再びわっくんと遊ぶ。
ぴょんぴょん飛び跳ねながら、必死に猫じゃらしを追う姿は愛らしくて、猫も可愛いなぁなんて思えてくる。
あ「…渉くん」
渉「うん?終わったの?……へ?」
そこにはさっきまでのジャージ姿ではなく、いつだったか俺が番組で選んだナイトウェアに着替えたAがいた。
渉「え?それって確か…」
あ「渉くんが選んでたやつ…」
渉「買ったの?」
あ「もらうわけないじゃん」
渉「やっぱり似合うわw」
あ「ん?」
渉「だって、いつもAのこと想像しながら考えてたから」
あ「今までずっと?」
渉「そうだよ」
あ「見る度いっつも羨ましかったの…渉くんがどんなに下位でも、私にはどれもカッコ良かったし」
渉「おまえのこと考えてやってんだもん。おまえにハマるの当たり前」
あ「これからも?」
渉「そうだね」
あ「それ知られててやるの、恥ずかしくない?」
渉「うるせぇよw」
あ「ありがとう。ホント私のこと大好きなんだね」
渉「おまえも俺が大好きだもんな」
そっと髪を撫でて、そのまま頬に触れる。
ふわっと笑って目を閉じたAと、さっきよりも深いキスをした。
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みなみ(プロフ) - ユカ子さん» コメント、ご指摘ありがとうございます。私個人としては「w」で統一してるので、今のところ変えるつもりはありません。ご理解頂けると嬉しいです。今後の参考にさせて頂きます。 (2015年11月28日 16時) (レス) id: ea6eeab55c (このIDを非表示/違反報告)
ユカ子(プロフ) - wより(笑)のほうがいいと思います。 (2015年11月28日 16時) (レス) id: 974d9893bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みなみ | 作成日時:2015年11月11日 17時