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渉｢A？どうした？｣
あ｢明日はオフなんだよね？渉くんお願い…ここにいて｣
渉｢俺は構わないけど…｣
あ｢こっち来て｣
Aに手を引かれて入った部屋は寝室だった。
渉｢A？｣
無言でベッドの上に俺を引っ張っていく。
ベッドの上で向かい合わせになると、Aはまた、ぎゅっと抱き着いて来た。
渉｢なあ、マジでどうした？そんな腹痛いの？｣
あ｢渉くんもぎゅってして｣
Aからねだってくるなんてことなかったし、いつもつんつんして、強気なこいつがなんだかとてつもなく弱々しい。
言われた通りに抱き締め返すと、俺の胸に顔をすり寄せながら甘えてくる。
渉｢大丈夫？｣
あ｢今日は優しいんだね｣
渉｢いつも優しくないみたいな言い方すんなよ｣
あ｢いつも意地悪だもん｣
渉｢うるせぇよ｣
あ｢渉くん｣
渉｢ん？｣
あ｢大好き｣
渉｢な、なんだよいきなり｣
あ｢ありがとう、来てくれて｣
渉｢おまえが呼ぶなんてよっぽどじゃん｣
あ｢渉くんに迷惑かけたくないもん｣
渉｢気にすんなよ｣
あ｢気にするよ。私の軽率な行動で迷惑かけて、会えなくなったら嫌だもん。もう、渉くんと会えなくなるのは嫌なの｣
渉｢そんなこと考えてたの？｣
あ｢だからね、渉くんにもね、この前みたいに迎えに来たりして欲しくないの。そんなこと望んでないの｣
渉｢健永の言う通りだな｣
あ｢え？｣
渉｢今までの彼女って、俺が好きになって付き合ったわけじゃなかったし、すんごい俺を求めるような奴ばっかだったの。迎えに来いだの連絡もっと寄越せだのって。Aも、そう望むかと思ってたって言うか、Aは自然とそうしてやりたいって思った｣
あ｢ありがとう。私にはそんな風に思ってくれたってだけで十分｣
渉｢そっか…でも、何かあった時は遠慮しないで連絡して来いよ？何もしてやれないのはキツイから｣
あ｢うん｣
目を閉じて、俺に身を預けるAの頭をそっと撫でる。
息づかいがさっきより落ち着いて来たと思ったら、寝息に変わっていた。
いつまでこのままでいりゃいいわけ？
何これ？
生き地獄じゃん？
せめてベッドの中入らね？
Aの顔をそっと覗き込んでみたら、薄ら目元に涙が滲んでいた。
なんとかベッドの中に横になろうとしかけた時、Aの携帯に着信。
こんな時間に誰だ？
って覗き込むと、そこには佐々木の名前が表示されていた。
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みなみ(プロフ) - ユカ子さん» コメント、ご指摘ありがとうございます。私個人としては「w」で統一してるので、今のところ変えるつもりはありません。ご理解頂けると嬉しいです。今後の参考にさせて頂きます。 (2015年11月28日 16時) (
レス) id: ea6eeab55c (このIDを非表示/違反報告)
ユカ子(プロフ) - wより(笑)のほうがいいと思います。 (2015年11月28日 16時) (レス) id: 974d9893bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみ | 作成日時：2015年11月11日 17時
