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七
♯副長の部屋
土方『すまねぇな、このへんの始末書頼む』
「かしこ、、、まりました、、、」
そこにはびっくりするぐらいの量の始末書、、、なんでこんなに始末書、、、?
土方『、、、その始末書はほとんど総悟1人のだ』
私が驚いているのに気づいた副長はそういってため息をついた
土方『はぁ、、、あいつのおかげでいくら書類を整理しても終わんねぇんだ』
「これはなかなか終わりがみえないですね、、、にしてもすごい量、、、いつもこのぐらいの量なんですか、、、」
土方『いいや、これはこの前の伊東の、、、あ、わりィ、』
「、、、お気遣いなく」
始末書を片付けて2時間ほどたったころ、副長が休憩しろと声をかけてくれた
土方『、、、なぁ、お前いつまで責任感じてんだ』
どうやら副長には私がこの1ヶ月どう思っていたのか気付かれていたらしい
まわりに気づかれないようにあまり表情を出さないように過ごしてきたのに副長にはどこか見透かされているような気がした
「、、、わたしそんなに顔にでてますか?」
きっと副長も想うことがたくさんあったと思う
正直、伊東さんの小姓についている時、副長との関係を見ていて互いをどこかで認めているからこそ気に入らないところがあるんだと、感じていた
今となってはそれがあっていたかは、もうわからないけれど
土方『顔にでてるっていうよりかはしょっちゅう考え事してるツラしてるからな、思い当たるのはアイツのことぐらいだろ』
普段一番隊補佐の私はあまり副長との関わりはないものの、さすがは鬼の副長で、私なんかのことまで視界にはいっているらしい
土方『まぁ、多少顔にでてるってのもあるんじゃねぇか?あの総悟が気づいたぐらいだからな』
「っ!、、、沖田隊長にも先ほど色々聞かれました」
土方『、、、へぇ、珍しいこともあるもんだな、アイツが他人の事に口出すなんてよぉ』
たしかに沖田隊長が興味あるのは真選組のことだけ、ということしか私は知らない
そうなるとわたしがここにいることに対して相当目障りなんじゃないかと思ってしまう
土方『あまり気にしすぎてねぇで、てめぇはてめぇの仕事しとけ』
「はい、、、」
そのあとも気持ちはもやもやしたまま始末書をかきあげた
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3103(プロフ) - あぴさん» はじめまして、コメント有難うございます。読んでいただいただけでも嬉しいのにコメントまで有難うございます。期待に添えられるように頑張りますのでよろしくお願い致します。あぴ様もこんな時期ですのでお身体お気をつけ下さい。 (2020年4月9日 21時) (レス) id: 1633cb0dd9 (このIDを非表示/違反報告)
あぴ(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。文章の書きた方がとても好きでお気に入り登録させていただきました。夢主ちゃんの性格、設定もかなり好みで、これからの展開が楽しみです!体調等お気をつけて、作者様のペースで更新頑張って下さい。陰ながら応援しています。 (2020年4月9日 21時) (レス) id: 672d662638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:3103 | 作成日時:2019年9月20日 0時