銀恋

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肆



沖田隊長との見回り(サボり)を終え、帰り道
あれから気まずくてなにも話していない


このまま真選組にいてもいいのか、改めて考えさせられてしまう
伊東派の印象もついていて、ましてや女隊士で、真選組にとっていらない存在なのではないか
そして何より伊東さんのためにどうするべきなのか、沖田隊長の一言が頭の中でぐるぐるまわっていた




『オイ、』




「え、あ、はい」




『どこまで行くんでィ』




「え、、、」



気付いたら屯所を通り過ぎていた
まさか少女漫画みたいなことをしてしまった自分が恥ずかしくなった


たぶん顔中、真っ赤になってる
ましてやついさっき真選組にこのままいるのかなんてことを聞いてきた人の前で、もう穴があったらはいりたかった

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