銀恋

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参





翌日


沖田隊長の仕事を手伝うため、沖田隊長の部屋へ向かった



「失礼致します。歌川ですが、沖田隊長入ってもよろしいでしょうか。」


『、、、あぁ』


「おはようございます。昨日の件で参りました。」


『あぁ、見回りいくんでさァ、ついてこい』


「、、、え、私が一緒にですか？」


『そうでさァ、はやくしろィ』


「は、はい」



1番隊補佐とは言えど、基本的に書類整理ばかりで見回りなんて言われたことはない
しかも警備で人が足りないとかそんなこともないなんでもない日に見回りなんて、どうゆうことなのか
内心、びっくりしながらも仕事と言い聞かせて沖田隊長について行った




#見回り中



「あの、、、沖田隊長、、、仕事は、、、」



見回り中なのに沖田隊長に言われてなぜか甘味処で甘味を食べている私達
土方さんから話は聞いていた、見回りの時はだいたいサボりだと、しかし目の前でされるとさすがに驚く



『見回りてってのは町民の生活を守るためにやるんでさァ、売上をたててやるのもひとつの見回りでさァ』




「(めっちゃ極論、、、)」


「、、、あの、どうして見回り私も一緒なんですか？普段はお一人でされてるんじゃないんですか？」




『あぁ、聞きたいことがあるんでさァ』




「聞きたいこと、、、なんでしょう」




『このまま真選組にいるつもりですかィ』




「っ、」




沖田隊長は私が入隊する時、反対も賛成もしなかった、私に興味がなかった
けど伊東さんとうまく立ち回っていたのはわかっていた
だからこそ私の存在は邪魔なのかもしれない




他の隊士もまだ私のことを“伊東派”と思っている人が少なからずいるのは気づいていた
近藤さんの優しさに甘えて、真選組を名乗らせてもらっている



「、、、沖田隊長は、、、私のこと、伊東派だと思ってらっしゃるんですね」




『んなことはどうでもいいでさァ、他の隊士の目にも気付いてるんじゃねぇーんですかィ、そんな目で見られながらこの仕事続ける覚悟はあるのかっつー話でさァ』


「、、、そうですね」




『まぁいいでさ、そろそろ帰りますぜィ』

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