裏と表。▼．K.N (ページ32)

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表。ページ32

今、私たちはゲーセンにいます。
菊池くんの「ゲーセンいこ!!」の一言で。
うち、うん。とも、はい。とも、すん。ともいってないのに、
勝手につれてこられました。

風磨「A!!」

大声で私の名前を呼ぶ菊池君。
迷惑ですよー。

A「何、声大きいよ、って、うわあああ!!!」

風磨「お前の方声でけえわ。」

そこにあったのは、うちの大好きなキャラクターのぬいぐるみ。

風磨「これ、お前好きだったなーって思って。」

マジ?!
憶えてくれてたの?

A「菊池君、ありがと。とって?w」

だめもとで言ってみる。w

風磨「てかさ、菊池君菊池君って、キモイよ? 俺も呼び捨てなんだから、お前も呼び捨てしろよ。はい、決まりー。拒否権なしー。」

拒否権なしってw
どっかのだれかさんもいってたような。
って、とって?になんも反応はないんですか。

風磨「あと、とりませんよ?自分でどうぞ。」

ひど。
言い方ってもんを考えてないよね。
こっちだって別に本気だったわけでもないし?

風磨「嘘だよww どれがほしいの?」

え?

A「あ、えっと、とりやすいのだったらなんでも…。」

びっくりした。

嘘だよwwの風磨の笑顔、半端じゃなくキラキラしてたよ?
あ、別にそういう意味じゃないけど。

風磨「はい。」

A「え?早。」

渡されたのは、うちが欲しいって思ってたやつだった。

うん。
可愛いww

風磨「満足?じゃぁ次俺の願い叶えてよ。うんとねー、俺アイス食いたくなったーーーーーー。ってことで、GO!!」

いきなり腕を掴まれた。

って、

速!!!

風磨足早いから、ついてけねえわ。w

A(元気よすぎだろ。)