裏と表。▼．K.N (ページ27)

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裏。ページ27

健人Side

教室

健人「風磨･･･。お前さっきAに耳打ちしてたけどなんて言ったの?」

耳打ちしたあとの風磨、めっちゃ笑ってたからさ、絶対なんか変なこと言ったんだよ･･･。

風磨「別に。てか、Aちゃんってあんな性格だったんだ?ww 俺、ただの軽い女だと思ってたわーww」

別に?
絶対なんか言っただろうがよ。
でか、
軽い女･･･?

健人「それ、お前のせいじゃん。」

無意識に言ってしまっていた。

なんで俺、こんなムキになってんの?

風磨「え、どゆことどゆことww 俺、何かした?w」

ヘラヘラ笑いながら言う風磨。
こいつ、何も知らねぇのかよ・・・。

ムカツク―――･････

健人「お前が、１年のときAに軽い気持ちで遊びに誘ったんだろ?Aは嬉しかったんだよ!!だって、菊池風磨だもんなぁ。なのにお前は次の日、違う女を誘ってさ。それをしったAは驚いたんだよ!!悲しんだんだよ!!苦しかったんだよ!!私だけじゃなかったんだって。お前どうせ、都合のいいことでも言ったんだろ?そんなことしなければなぁ、Aはあんな性格にもならなかったし、いじめられてもいねぇんだよ!!!!!」

ｼﾝｯ･･･

健人(やばい、めっちゃ思ってることベラベラ喋っちゃった･･･。クラスのみんな、ドン引きだよ･･･。)

恐る恐る風磨の顔を見る。

目を大きく開いて、一点を見つめている。

そして、

風磨「それ、本当かよ･･･?」

風磨が震える声で聞いてきた。

健人「そ、そうだけど。」

そんな風磨あまり見たことなかったから、ちょっと驚いた。

風磨「まじ、か･･･。」

そう言って風磨は席に倒れるように座る。

健人「風磨･･･?」

風磨「中島、教えてくれてさんきゅ。」

健人「うん･･･?」

風磨の様子がおかしい。
いつもと違う。
俺様な感じで「そんなの知るかよ」って怒ると思ってた。

怒るどころか、めっちゃ落ち込んでんじゃん。

え、

何で?