【ヒプマイ】今日も私の妹は可愛いです♪【碧棺合歓】 (ページ9)

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別に学校が嫌って訳じゃないよページ9

「…A、学校行きたくないって…もしかしていじめられてんのか？もしそうなんだったらそいつにAをいじめた事後悔させてやるよ」

待って。お兄ちゃん、待って
まだいじめって決まった訳じゃないの
だから怖い顔して指鳴らしながらそんな事言わないで

『え？いじめ？そんなの受けてないよ？
学校行きたくないな～って思ったのはまだお兄ちゃんとお姉ちゃんと話したかっただけだし』

てか、聞こえてたんだねーなんて笑いながら言うAの様子にホッと胸を撫で下ろす
いじめは受けていないようだ
まぁお兄ちゃんの妹って知ってていじめする人なんていないよね
いたら勇者だよね。死ぬ覚悟出来てるんだね。

てゆうかこの子サラッと
『お兄ちゃんとお姉ちゃんと話したかっただけ』
って言ったよー
これは天然でやっているのか、それとも計算してお兄ちゃんを殺す気なのか…
断然前者だな。Aはそんな事が計算出来るとは思い難い

「良かったー。一瞬いじめられてるのかと思ったよ。」

『私のクラスにいじめなんて起きた事無いよー。いじめとは縁の無いような、仲の良いクラスですよー』

Aはそう言いながらまた笑う

「でもいじめが起きてるんならすぐ俺に言えよ。Aも合歓も」

私はお兄ちゃんにはーいと返事をしながらチラッと時計を見ると
いつも家を出る時間だった

「A、もう家出なきゃ。遅刻しちゃう」

私はAに声を掛けソファーに置いていた鞄を取った
Aは『わっホントだ』と言いながら少し遅れて鞄を持った

そして２人でお兄ちゃんに「『行ってきます！』」と言い
お兄ちゃんの

「おう。行ってらっしゃい」

と言う声を聞いて家を出た。

今日も１日頑張りますか～