J事務所の紅一点は強火室担で室龍太の彼女です Part22

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「…そう見えてるだけやて。うちには分かるもん。…我慢してたら」


照史「そうなん？」


「うん。今年さ、滝沢歌舞伎出るやん」


淳太「うん」


「ちょくちょく関西Jr.の所行ってたし、東京に居ったから、少しだけ会ったりしてたんよね。んで…1回食べに行った時に、何かぁ…龍太が言いたそうにしてたのね？だからね？「どうしたん？」って聞いたら…「稽古さ…楽しいけど、辛いねん」って言うてて…それはうちも分かるし、龍太が滝沢歌舞伎に出た事で、関西Jr.も広められるんやで？って言うたらさ…相当しんどかったのか、色々と吐き出してくれてさぁ…」


崇裕「意外やなぁ…」


「そう？」


崇裕「うん。いっつもツンツンしてんのかと思ってたわ」


「あんなぁ…wいっつもツンツンしてる訳とちゃうねん。根は優しいねんで？それは崇裕さんも分かってるやろ？」


崇裕「おん」


「ただ、弱音っていう弱音を吐いた事はないの。うちにはね？」


照史「うん」


「だから…あの時ホンマに嬉しかったもん」


照史「「やっと吐いてくれた…！」みたいな感じ？」


「そうそう。13年も一緒に居るのに初めて聞いたんやで？ビックリやろ」


照史「あははははははははははっwww」


「んふふw」


智洋「あ、だから急に楽屋出て行った…」


「そうそう！」


シゲ「何話してたん？」


「んーとね…普通に携帯弄っとったらメール来て何やろ思て見たら「しんどい」「辛い」ってメール来たから…どうした？思て電話をしに楽屋を出たの。んで…電話したら、丁度稽古の休憩中やって言うてたもんで…だから何がしんどいの？何が辛いん？って聞いてたら…殺陣の稽古が辛い、って言うてて…」


崇裕「あー…あれはしんどいよな」


「そうそう。だから…頑張ればそれは関西Jr.の為にもなるから、って言うて…撮影やったから、時間がなくて…電話しとったら、もう呼ばれてもうたから、もう行くわって言うて切ろうとしたらすっごい小さい声やったけど「…ありがと」って言われて…予想外すぎて固まったもん…「あ、お、おん」ってなったもん」


照史「確かに…ツンツンしてるイメージしかないからなぁ」


「せやろ？やから嬉しかった。その…改めてお礼とか言われた事ないなら…」


智洋「んー…そっか」


「うん。だってイメージないやろ？」


崇裕「ない」


「せやろ？」


崇裕「うん。昔からそうやからな」


「そうやねん。だからこっちも戸惑った」

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