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「マーシーね…分かってたんやろな」
丈「え?」
「…うちが、龍太にやったら素直に話す事」
龍規「あぁ…そやな」
「だから…『無期限の活動休止にするくらいなら、関西Jr.に戻っておいで』って言われて戻ってもええんや…と思って…」
龍太「戻った所で誰も否定せえへんよ」
丈「そやで。俺は嬉しかったもん」
「…そう言ってくれるとうちも嬉しい」
室母「苦労人やねぇ…」
「全然…うちは、フロントに立つ資格なんてなかったんですよ」
龍規「え?」
「…女って事が珍しいから。だからフロントに立てたんよ。うちね…そこまで歌もダンスも得意じゃない…トークも上手じゃなかったんよね…いつも黙って皆の話聞いてるだけ…ただそれだけやったんよ。何の取り柄もないから…」
室母「そんな資格、自分で決めるもんちゃうよ?…他人から言われて、頑張ろうって思えるんじゃない?取り柄もそう。誰かは見つけてくれるからね」
「室ママ…」
室母「ね?大丈夫やよ」
「…はい。スゴい苦労した…って訳でもないんですよね…」
室母「そうなの?」
「はい。…うち、一時期、東京で活動してた時があって…その時に…デビューの話も来たんですよ。2007〜2011年くらいの時に」
室母「へぇ…」
「その時…大阪と東京を行き来してて…」
室母「うん」
「…戻ったのが2012年で…」
室母「うん」
「…戻ったら…大好きな仲間が減ってて…」
室母「…うん」
「…何でなんやろ…って……何があったのか知らなくて…いつの間にか減ってて…大阪で舞台終わらせて…東京に戻って……そして…また大阪戻って来た時…いつもの仲間が居なくて…スゴい…悔しくて悲しかったんです」
室母「悔しかった?」
「…止められなかった…って…」
室母「なるほどね…」
「戻って来た年には…また減って…どんどん減って…最終的には3人しか残らなかった…止められない自分にも腹立って…自分が選んだ道やから応援しなきゃ…って気持ちが葛藤してて…」
丈「だからか……」
大吾「え?」
丈「スゴい情緒不安定やったもん」
「あの3年間くらいやろ?」
丈「うん。レッスン中に泣き出したり…急に怒ったり…周りの小さい子らビビってたもんなぁ…」
「…うん…悪い事したね…」
将也「お兄大変やったねw」
龍太「笑い事ちゃうぞ?」
龍規「何?」
龍太「俺が、他の人と喋ってんのに、何か…神ちゃんとかに急に呼ばれて」
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室担の黄色ジャス民(プロフ) - Sa☆☆さん» はい! (2018年3月15日 16時) (レス) id: e9fb5bd333 (このIDを非表示/違反報告)
Sa☆☆(プロフ) - これからの2人楽しみにしてます! (2018年3月15日 15時) (レス) id: 0289ad8d0b (このIDを非表示/違反報告)
室担の黄色ジャス民(プロフ) - みるさん» ありがとうございます! (2018年3月15日 0時) (レス) id: e9fb5bd333 (このIDを非表示/違反報告)
みる - 始められた頃からずっと読ませていただいてます!! 一応ネタバレになってしまうので伏せますが、やっと!!という気持ちでいっぱいです。これからも引き続き楽しませてください!応援してます。 (2018年3月14日 23時) (レス) id: 33d71ceca7 (このIDを非表示/違反報告)
室担の黄色ジャス民(プロフ) - 泉☆雫さん» はい! (2018年3月13日 20時) (レス) id: e9fb5bd333 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:室担の黄色ジャス民 | 作成日時:2018年3月13日 19時