強火室担の紅一点は黄侍の妹 Part9

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政氏「えー…」


淳太「俺やろか？」


龍規「………淳太ならいいよ」


淳太「じゃあやる」


文一「意味分からんわ！」


薫太「ホンマっすよ！」


龍規「お前らうるさくなって進まん」


大智「まぁ…淳太丁寧やし頭良いから言ったことすぐに理解出来るやろしな」


薫太「俺がアホみたいやん」


大智「アホやん。薫太は」


薫太「ちょっ…もう…！」


大智「ふふw」






散髪店


「なぁ龍太ー」


龍太「何」


「うちが終わるまで待っててよ」


龍太「分かってる」



〜数十分後〜


「龍太」


龍太「終わっt…」


「ん？」


龍太「…似合うやん」


「ホンマ？ありがと」


龍太「一瞬声出んかったわw」


「んふふw」


龍太「払っとく」


「え？ええよ」


龍太「払いたいから」


「…なら…お言葉に甘えて…」


龍太「そうして」


「はい」




車中


「…珍しいな」


龍太「…そう？」


「うん。…優しすぎる」


龍太「…疲れとんねん」


「あら…」


龍太「ホンマ…色々と大変やねん」


「そうかぁ〜…まとめるのもな？龍太の役目やもんな」


龍太「…うん」


「そっかそっか…うちには何でも言うのな」


龍太「…可笑しいな」


「おい。…まぁええけど。何も言わんと抱え込んでるよりかはね」


龍太「…うん」


「そら色々とプレッシャーもあると思うし、焦りもあると思うよ？けどさ…焦っても何か出てくる訳ちゃうやんか。ゆっくりやっててもアカンけど…その…焦って空回りするよりかは…ゆっくり、慎重に考えた方が…気楽〜じゃない？」


龍太「…そやな…」


「…ジャニーさんはちゃんと見てるから」


龍太「…うん」


「甘えられる存在が居ったらええのになぁ」


龍太「…そーやね…こんな気持ちやったんかなぁ…って思う」


「…マーシーとかタピが？」


龍太「うん。…あの時は何も分かんなかったけど…今はすごく…痛いほど気持ちが分かるよ…こんな気持ちやったんやな…って」


「そっか…」


龍太「…俺と康二さ、後輩に優しすぎやって文一くんに怒られてん」


「そうやったん？」


龍太「うん」


「確かに…あんま怒ってる所は見いひんかもしれん…けどさ、怒りすぎても…その…後輩たちがこの先輩怖いってイメージが付くし…優しすぎても…何やっても怒らんからええかって思う子も出てくるかもしれんしな？」


龍太「…うん…」


「程よく怒ればええねんで。うちらの頃も…よう怒られてたやんか」

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