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フラッシュバック ページ13

ーAサイドー


「久しいのう、鏡花。

どうじゃ、其方もいるか?」









「...うん」









「お前...すげェ話合うな..!」









「嗚呼...俺の苦労をこんなにわかってくれる

ものがいるとは...!!」









先程の件が引き金となり、一気に騒がしくなる。



側からみれば、日頃殺し合ってるような仲には


見えないだろう。









中也を見れば、太宰君の愚痴を言っているのか

国木田君と共に酒を呑んでいた。









そんな彼らを見ながら、一人酒を呑んでいると





「やぁ、先日の一件ぶりだねA君。」





と頭上から声がした。









「太宰君。 久しぶりだね、あの一件では有難う」









「...おや、私は君に感謝されるようなことは

した覚えはないんだけど。

怒られるようなことはしたけどね。」









そういうと彼は僕の横に座り、ポンポンと自分の

膝を叩いた。









希望の通り、彼の膝の上に腰掛ける。









「...そんなことあったかい?」









「っはは、中也を汚濁させた時のことだよ。

覚えていないとは言わせない。」









「....。」









頭にあの時のことがフラッシュバックする。









『ッ中也!!!』









がしがしと髪をかきあげた。









「まるで殺人鬼の様な目で睨んで__

...嗚呼いや、怒らせたい訳じゃないんだよ?」








彼の肩を優しく叩くと、









「分かっているよ。あれは仕方なかった。

...唯、それを言ったのが君じゃなかったら

撃ち殺している所さ」









そう微笑むと彼は手を挙げ、









「ごめんごめん。

...だからそれ、降ろしてくれない?」









そう彼が指差したのは彼に背を向けながらも






腹に当てた拳銃。









「__玩具だよ。 揶揄われたなら揶揄い返すのが

当たり前ってものさ。」









「...ははは!!




ほんっと君は面白いね。






もし中也に飽きたら私の所にお出で。








...少なくとも退屈はさせないよ」









「..生憎、僕は君の望む心中の出来る美女じゃ

ないんでね。






君とはもっと話したいのだが__どうやら何か









始まるみたいだ」









そう言い、酔った部下達と探偵社員を指差した。

泥酔い→←引き金はオカン属性



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ししゃも(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!更新待ってます! (2022年8月1日 18時) (レス) @page28 id: 4d9c9f1a17 (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - こちら新しいアカウントです。よろしくお願いします。 (2018年2月28日 21時) (レス) id: 3cbc0a3d50 (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - 詩猫さん» コメントありがとうございます! が、頑張って更新します....!!!!! (2017年12月22日 19時) (レス) id: 94cd103a57 (このIDを非表示/違反報告)
詩猫 - 面白いです!続きが気になってうずうずしてます笑。 (2017年12月22日 19時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - るきさん» わわ、ありがとうございます...!!頑張ります! (2017年8月22日 0時) (レス) id: 94cd103a57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:科学 | 作成日時:2017年3月14日 17時

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