引き金はオカン属性 ページ12
ー太宰サイドー
「それ、美味しそうだね。
一口頂けないか？」
「ッな...」
呑気に声をかけてきた彼に驚いたのか、
国木田君は持ってた箸を自分の膝に落とした。
「おや、箸が落ちたよ。
ところでそれ一口頂けないかい？」
飄々とした様子に、乱歩さんや宮沢君を除いた
社員も動揺を見せた。
「(__ほんと、彼は面白い)」
少しニヤリと口角を上げると、彼が指差した煮物に
一番近い与謝野先生に「上げたらどうですか？」と言った。
すると与謝野先生は
「あ、嗚呼。..ほら」
と言って煮物の入った箱を彼に差し出した。
彼は一言「有難う」と言うと、それを口に運んだ。
それを呑み込むと、
「..美味しい。 これ、誰が？」
そう口を抑えて、目をキラキラさせる彼。
そんな彼に、「国木田君だよ。」と国木田君を
指差しながら言うと、彼はその目を国木田君に
向け、そしてガシッと手を握った。
「君...オカン属性かい..!?」
真面目かつ、衝撃的な顔をしながら言う彼に
探偵社ポートマフィア関係なく吹き出した。
私？もちろん腹抱えて笑っている。
国木田君を見ると、周りに笑われたのが恥ずかしかったのか
顔を真っ赤にさせて、
「馬鹿にしているのか貴様ぁあぁあ！！」
と彼を怒鳴っていた。
A君も周りにつられたのか笑い出し、国木田君も
少し落ち着くと珍しく少し笑った。
それが引き金となり、先ほどの空気は嘘のように
探偵社とポートマフィアは溶け込んだ。
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ししゃも(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！更新待ってます! (2022年8月1日 18時) (
レス) @page28 id: 4d9c9f1a17 (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - こちら新しいアカウントです。よろしくお願いします。 (2018年2月28日 21時) (レス) id: 3cbc0a3d50 (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - 詩猫さん» コメントありがとうございます！ が、頑張って更新します....!!!!! (2017年12月22日 19時) (レス) id: 94cd103a57 (このIDを非表示/違反報告)
詩猫 - 面白いです！続きが気になってうずうずしてます笑。 (2017年12月22日 19時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
科学(プロフ) - るきさん» わわ、ありがとうございます...!!頑張ります！ (2017年8月22日 0時) (レス) id: 94cd103a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：科学 | 作成日時：2017年3月14日 17時
