えいとの白くんの日常

白くんの声…2 ページ7

〜安田章大〜


ライブが終わった後発表された


メンバーの脱退。


1番ショックを受けていたのは将輝だった。


これにはマルちゃんもお手上げだった。


元々笑わないのに


もっと笑顔を見せないようになった。


丸山｢ヤス…俺もう無理」


｢1番苦しいのは将輝だよね…」


丸山｢家でも笑わへんねん。


りゅうちゃんのお世話の時にも笑わへん…」


｢横ちょも無理や言うててんさっき。」


丸山｢このままやったらどうしよ…」


｢マルが笑わへんかったら


将輝ももっと不安なるで？」


丸山｢そうよな、笑うわ俺。」


そう言って将輝の横に座るマル。


静かに手を握ってるけど


それにさえ反応できていない。


今日はまだ一言も喋っていない。


｢将輝、お腹空かへん？」


藤本｢…っ、ぁ」


将輝の様子がおかしい、


｢…将輝、声、出えへんの？」


藤本｢ぁ、ぅ」


必死になって口を開けて


話をしようとする将輝。


ヒューヒュー言って声は出ない。


｢…マル、」


マルの目には涙が溜まっている


丸山｢しょうちん？


マルちゃんって呼んでーや、


いつもみたいに俺のギャグ笑ってーや…」


｢…マネージャー呼んでくるわ、


マルは村上くんと横ちょに連絡して…」


マネージャーを呼びに行こうと


立ち上がろうとすると


腕を掴まれた。


｢…将輝」


藤本｢(フルフル)」


｢…怖いよな、


大丈夫。大丈夫やから。


俺らが将輝守るから。」

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