えいとの白くんの日常

白くんとライブ…2 ページ25

マルちゃんを写していた


スクリーンが僕に切り替わる。


手話でしか伝えられないけど


僕の気持ちを知って欲しい。


言う事は決まっていたから


スクリーンに文字が映し出される。


村上｢スクリーンに注目してください。


今から将輝は手話で話します。


将輝が話すことは


スクリーンに文字として映し出されます。


将輝の気持ちを聞いてあげてください。」


信ちゃんの前フリがあった。


…大丈夫。みんなが付いてる。


｢(…まず初めに今まで黙ってて


すみません。心配かけたくなかったんです。


グループとして大事な時期で


僕一人の問題でグループに


迷惑かけたくなかった…


グループをこれ以上どん底に


突き落としたくなかったんです。


心因性失声症は…


ストレスが原因だと言われています。


こんなの言い訳にしかならないって


分かっています。


…これだけは知っていて欲しいです。


本当は発表するつもりも


こうやってライブに参加する気も


ありませんでした。


でも、信ちゃん、横ちょ、マルちゃん


ヤス、たつ…みんなが僕を支えてくれて


リハビリにも着いてきてくれて


eighterのみんななら大丈夫って


教えてくれたから


今日僕は、この場に立てています。


僕の事は嫌いになっていいから…


みんなの事だけは…


嫌いにならないでください…


これからも、応援してあげてください…


これが僕の本当の気持ちです。)」


…終わった、


丸山｢しょうちん！


ありがとうね。本当によかったよ！」


マルちゃんがそう言うと


ファン｢しょうくん！大丈夫だよー！」


ファン｢ゆっくりでいいからねー！」


ファン｢いつまでも待ってるよー！」


ファンのみんなの声が聞こえてきた。


…いいんだ、僕がここに居ても、


応援してくれるんだ…


村上｢ほら言うたやないか！


お前を捨てるヤツなんか居らへん！」


横山｢…よう頑張ったな。」


安田｢将輝！応援してくれてる人は


こんなに居るねんで？


大丈夫やねんて。俺らは。」


大倉｢…しょうちゃんが


前に居らへんかったら


違和感あんねん。


はよ帰ってきてな。笑」


みんなの声が届いて…


声は出ないけど、これだけは伝えたい。


｢(ありがとう)」


伝わったかな…


みんなが笑顔で頷いてくれた。

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