8話 ページ9
「休憩でーす！
皆さん、スポドリどうぞー！」
鈴木ちゃんの声を聞き、ワラワラとコートから出てくる選手たち。
私がドリンクのはいったカゴを持ってきてすぐに休憩にはいった。
おおーギリギリセーフだったかー
今度からもーちょっと早くやるかなー
頭の中でユルい反省会をしていると、
赤司以外のメンバーの汗だくの青ざめた顔が目にはいった。
彼らの目の前にはスポドリ。
あぁ、やっぱり鈴木ちゃんのドリンク好かれてなかったのね
…納得。
あの青い顔。
あれは普通の人にとっては毒だ。
「今日は私がドリンク作りましたんでー、
薄いこゆいのご希望ありましたらどうぞー」
皆、安堵の色と不安の色が混じった顔をする。
意を決したようにレオ姉さんがボトルを手に取り、何ともいえない顔で口をつけ、喉をならす。
コクリという音がやけに大きく聞こえた。
「っ！お、おいしいわ！」
ほ、ほんとうかっ！？って顔で皆勢いよく手を伸ばし、それぞれで味わっている。
ふふん、おいしいだろー
黛さんのために料理だって頑張ったしねー
口々においしいだの驚いただのの言っている。
その中に、「鈴木のじゃなくてよかった」というのが混じっていた。
ちらっと鈴木ちゃんの顔色を伺うと、案の定耳まで真っ赤にしてプルプル震えていた。
怒ってるー？怒ってるーー？
ふふふー面白いなぁ、鈴木ちゃん。
今まで気付かなかったのもいれると、爆笑ものだよー
「Aちゃん、これマジおいしい！」
「そーかそーかよーくのめー」
「あははっ！お母さんみたい！」
「葉山を産んだ覚えはないけどねー？」
「Aちゃんヤバい面白すぎ！！」
「そっかーよかったなー」
思わず葉山の頭を撫でていると、
視界のはじに鈴木ちゃんが写った。
えっと…絶望、不満、むかつく、ふざけるなー？
そんな感情を隠しもせず、そのままにこちらを睨み付けてくる。
あぁー、その顔が一番好き！
もっとして！！
「あら、小太郎。Aちゃんと仲良さそうね！
アンタあんまり迷惑かけないようにしなさいよ？」
「葉山、レオ姉さんのほーがお母さんだろ」
「確かにーあははははっ」
「ちょっとぉ、私はお・ね・え・ちゃ・んっ！」
「ふははっ、レオ姉さんかーわいいっ」
鈴木ちゃん、もっと顔歪めてよ
かーわいいよ？
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リラリル(プロフ) - ＱＯＯさん» その通りです！気づいていただけて嬉しいです。読んでくださり、ありがとうございます！！ (2018年2月19日 7時) (
レス) id: d635714045 (このIDを非表示/違反報告)
ＱＯＯ - 自己紹介のやつ涼宮ハルヒのやつですよね？夢主が言っていて思わず笑ってしまいました。とても面白かったです！！ (2018年2月19日 6時) (レス) id: 5adcb33c47 (このIDを非表示/違反報告)
リラリル(プロフ) - まかろんさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！とても嬉しいです(＊^^＊)お付き合いいただき本当にありがとうございます！！ (2017年12月6日 19時) (レス) id: d635714045 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 完結しましたね(´；ω；｀)感動しすぎてぇこんなに素敵な小説を！ありがとうございます！ (2017年12月6日 13時) (レス) id: 4f36433059 (このIDを非表示/違反報告)
リラリル(プロフ) - まかろんさん» ありがとうございます！この頃更新できなくてすみません…がんばりますね(^^) (2017年3月27日 11時) (レス) id: d635714045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黛善財 x他2人 | 作成日時：2016年8月24日 23時
