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31話 ページ34



『私の方が謝らないといけません。主君である貴方様に酷い言葉を…………ッ』


「ハッハッハッお互い様だな、A。わしも怒っていない。増してや覚えていない事を謝られてもな…(笑)」

『……で、ですが……』

「そんな困った顔をするな。わしも困るではないか」

 

『…………す、すみません』

「だが、お前が無事に戻ってきてくれて良かった。グレイグはイレブンと旅に出ているが…お前の事が気掛かりで上手くいってないのだろうな……」


 

『…………………彼にはちゃんと謝らないといけませんね、』

「あやつなら謝るより彼の方から謝ってくるだろうな」






あれから体調が良くなりペルラさん達と村の復興を少しずつやっていった。


「Aさん!お、俺と付き合って下さい!!!」

「いや、俺と!!!」

「いやいや、僕と!!!」


『……………………え、と……』


何故か男性に告白されるばかりになっていった。
何でだろう……。

若くもないのに………だって、30超えてるんだよ?
そんな私にある魅力なんてない。


周りに助けを求めてもみんな「頑張れ」等と応援する言葉ばかり…。

『………すみませんが、お付き合いはお断りします。』


丁重にお断りして仕事に戻る。


今日は皆さんの衣服を作る仕事。


大きくなった子供の服や、労働作業で破けた服の修繕などの裁縫が主な仕事だった。


そして、数日が経ったある日……



「イレブン達が戻ってきたぞ!!」


『……………え、嘘……』


私達の希望、イレブン様が一時的に戻ってきたと言う。


私は今までしていた仕事を放棄して村の入り口へと走った。


そこにはあの時牢獄にいたあの青年も




『…………う、そ…………、




 



グレイグ…………………?』

 


私の声に彼も気付き目を見開いた。


「A……………?」


『…………ご、めんなさい……。私……』

ギュ

「すまない………。あの時お前の話を聞かなくて……
今は凄く後悔している、許さなくても良い。」


『……………それよりも、ご無事で良かったです。』


「!!それよりもではない!あの時俺はお前の話を聞かなかった!操られた王にただただ振り回された!それを許すというのか?!」

『…………私の仕事は!主人である貴方方を支えることです
そんな私情は持ち込まないと決めてるんです………』


本当は泣きたかった。

抱き着きたかった。


大声出して甘えたかった。


大変なのに迷惑かけない……

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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ? (2017年12月2日 11時) (レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね!グレイグの格好良さは!更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります!! (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです!あのギャップがなんとも…頑張って下さい! (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rye?Bourbon | 作成日時:2017年8月23日 18時

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