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スパイク練習している時に
何か気がついた。
『(みんな 癖が強いなぁぁ〜〜)』
やっぱり初対面での練習って結構きついな。
それにしても、日向くんは相変わらず静かだ。私たち白鳥沢を打ち破ったとでも言える烏野の囮が静かだと、
結構恐ろしい。何考えているか分からない。
鷲匠「おい」
『はーい』
相変わらず”おい”で伝わるこの関係。
若利たちのようだ。
鷲匠「明日 どうなってる」
『若利達は来るらしいですよ。』
鷲匠「OBとして参加する時はアイツらの方のチームを見ろ。
こっちは何もしなくていい」
『何も??』
タオルやスポドリだってあるのに、、?
臨時マネージャーみたいな形で3年生の方に行けばいいのかな、
監督の狙いが分からない。
私も疎くなったなぁ。
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日向翔陽side
白鳥沢の合宿に来てから
一人の人に目を追っていた。
マネージャー最優秀賞を受賞し
未だかつてセンスと才能を開花させていなかった牛若を開花させた。という人物らしい、(清水先輩曰く)
つまり、すごい人。
すごい人の近くにはすごい人がいる。
それはわかっている。
この人は偵察に来ても誰かしらと仲良くしている。
そのかわり情報の分析速度も速いらしい。
(また、。)
鷲匠監督が先輩に視線を送っただけで
言いたいことが伝わっている。。なぜだ??
ペンを軽く回しながら資料を上から下まで見ている先輩は
綺麗だ。と思えたしかっこいいとでも思えた。
『日向くん、ボール拾いしよっか』
「あ、はい!」
そして、何もかもバレる。
3年生の先輩たちは何かしら怖い。。
ーーーーーーーーーーーーーーー
20時過ぎ
穴原「いやーー、烏野の日向。
最後まで残って練習していましたね」
最後まで練習していても強くなれるっていう訳では無い。もし強くなることが出来たらみんな強くなっている。
ごめんだけど、
強くなるためにここに来たのならば。
今の彼は強くなれない。
スポドリを渡して
タオルを準備して
選手をよく見て、
人一倍にボール拾いをする。
強くなれるはずがない。
選手は強い人と練習をして経験値を得る。
そして強くなり進化する。
でも今の彼は進化をするきっかけもない。
残りの数日で彼は進化出来るのだろうか。
『今の彼には、魅力は感じない』
穴原「お前まで、、!」
進化前の状態を見続けるのも嫌なの。
ごめんなさいね、気分屋なので
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甘党 - まだ、続いて欲しいなぁ,,, (2021年10月15日 22時) (レス) id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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