好きです。あなたが。 ページ17
A)あなたが好きです。ずっと……あなたの事が、好きです……これからも……。って何この罰ゲーム……？
まひと)これ動画にするね！！
A)ぎゃあああああああああ！！やめて！！声入れないで！！
まひと)罰ゲームなのに真剣に演じるとは……流石声優志望だっただけあるね。絶対再生数増えるよ！！
A)演じるのは好きだし、絵を描くのと同じくらいね。
ちぐさ)アンプでも演技して欲しい！！
A)毎回してるじゃん……。
ちぐさ)でも告白とかはないでしょ！！
A)今回は罰ゲームだったからだよ。それ以外は、好きな人相手にしかやらない。
ちぐさ)っ……。
まひと)ねえ、墨ちゃんはアイドルになりたかったって聞いたんだけど、本当に……？
A)小さい頃はね。でも小5くらいから声優にもなりたいって思ったの。だから、声優が出来て、アイドルになれたら最高だなって…… でも、家族はいい顔しなくて……趣味で歌って踊るのは構わないし、演じるのは別に問題ない。でも仕事は大学か専門学校に行って決めて欲しいって言われた。だから私は脚本家の専門学校に進学した。勉強にはなったけど、内容自体が面白くないって……それを両親に相談したらキャラクターデザイン科に移動してもいいよって…… そこではちゃんと評価されたし、これならプロになれるかなって思ったんだけど、私の描き方って……なんかびーえる向けなんだって。だから多分、そういう感じの仕事が増えたんだと思う。
まひと)ガタイのいい人しか描けないってこと？
A)どう説明したらいいかは分からないけど、私は女の子同士が楽しそうにしている絵が大好きでそれが描きたかった。でも……そんなのは求めてないって会社に言われて……描き方を変えたら一気に手のひら返しされて……辛かったな……。
ちぐさ)……。
A)今は好きなことが出来て幸せなんだ。強制的に描かされることがなくなって、自由に話せるしゲームも出来る。
まひと)そっか……辛かったよね……。
ちぐさ)それなのに、俺たちのことかいてくれたんだ……。ありがとう……。
A)皆のことはファンアートだからガタイとか関係なく描いたよ。仕事じゃないし。
まひと)でも上手かった。てるまひも描いて欲しい！！
A)気が向いたらね。今ジェルくんへのイラスト描いてて忙しいから。
ちぐさ)ジェルくんの？なんで……
A)それも気分で描いてるんだよ。
まひと)ジェルくんに頼まれたの？
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作者名：いちごみるく。 | 作成日時：2023年9月18日 15時
