【HQ】スマホ壊れたから髪切った

#１８ ページ19

1セット目は青城が獲得した




そこで、今日の烏野担当の雪絵さんと仁花ちゃんがこちらに駆け寄ってきた







「 Aちゃん、そろそろお昼の準備行くって 」




『 あ、じゃあ先行っててください！すぐ追いつくので 』




「 シャチ！！ 」


















『 …という訳なので、私行ってきますね。このセットが終わってみんなが帰ってきたら、愛情たっぷりのお昼ご飯作ってくるから頑張れ、って伝えてください 』








溝口さんと入畑監督に頭を下げてから、体育館の端をそそくさと駆け足で通って、廊下を歩く2人に追いついた



潔子さんとかおりさんは先に行ったらしい








台所に付くと、テーブルの上に可愛らしい柄のエプロンが並んでいた






「 ひゃ〜、女子女子してるねぇ 」




「 それな！ 」




『 私余ったのでいいですよん 』




「 わ、私も残ったので大丈夫です！ 」








結果、私は淡い黄色のエプロンになった。かわいい。






「 お昼どうしよっか 」




『 唐揚げとかならいっぱい作れると思います！ 』




「 お、じゃあ、あとはおにぎりとか？ 」




「 その方が食べやすいしね〜 」




「 サラダとかも作りましょうか、！ 」







話し合った結果、今日のお昼ご飯は、唐揚げ、豚汁、おにぎり、サラダ になった


私はおにぎり担当




全力で握って、指の余分な脂肪を落としたいと思います








『 わ、すごい、もうお米炊けてる。てか釜がデカい 』





「 前の合宿の時は、炊飯器が壊れて買いに行きましたもんね 」








そうそう、もちろん合宿場のお金でだけど、それで最新のやつ買ったんだよね



あの炊飯器で炊いたお米は美味しかった








『 …よし、じゃあ、握りますか！ 』







そう意気込んで手の上に敷いたラップの上にご飯を乗せるも

これまた熱いのなんのって







『 手が火傷するｯ！！！ 』




「 大丈夫？変わろうか 」




『 い、いえ！潔子さんにこんな危険な作業をさせる訳にはｯ…！！！ 』






意地でも人数分握ってやる









とか何とか言ってみたけど、数個握れば熱さには慣れていた



具なしの海苔と塩のおにぎり



具があるのもいいけど、素材そのものの味を感じれるから、これはこれでいいよね









『 よし、とりあえずこれで15個 』









………………時間内に終わるかな、これ

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