3人の二年生 (ページ7)

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貴方(ん〜、彼方は個性を使われる前に口を塞げばなんとかなるけど、問題は真冬なんだよなぁ)

アイツ、突拍子の無いこと平気でやってくるから面倒くさいんだよな…

彼方の個性は”絶対命令”…まぁ、その名の通り、彼方が命令した事は絶対なのだ。例えば【手を離せ】や、【逃げろ】等と彼方が命令すれば体が勝手にその通りに動くのだ。だから、彼方が命令する前に口を塞げば問題は無い。

が、真冬は違う。真冬の個性は”天使”光を操り攻撃したり、治癒を行う。個性自体は別にチートとかではないのだが、アイツは何を仕出かすのかが予想出来ない。その為、しっかりと対策を立てても余り意味がないのだ。

貴方『…はぁ、本当に面倒だ』

彼方「何が面倒なの？」

貴方『あぁ、それは勿論真冬のことで…は？』

彼方「やっほー、A。考え事してて気づくのが遅れたね。取り敢えず”動くな”」

しまった！！考え事してたせいで気づかなかった！！

彼方「珍しいね。Aが俺の個性に掛かるとか」

貴方『…真冬の対策を考えてたんだ。アイツ、突拍子も無いことを仕出かすからな』

彼方「確かにね。まふは作戦立てるよりその場の雰囲気に任せてる感があるからね」

貴方『でも、核の所にいるのがまふで、足止めが彼方なのは驚いたよ。この作戦は彼方が考えたの？』

彼方「当たり。てか、そもそもにまふに作戦を考える頭はないよ」

貴方『…それもそうだね』