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ここで手紙は終わった
読み終わった頃には、俺の視界は、ナニかでゆらゆらと揺れていた
ぽつり、と1粒の雫が手紙に落ちた
「……疲れてんのかな」
違う、そうじゃないことは分かってる
「……手紙で泣くなんて歳じゃねぇのになぁ……」
俺は、凄くAに愛されていることがわかった
そして、俺の愛も伝わっているようで、同時に嬉しく思った
手紙をテーブルに置いて、そろりとAの寝ている部屋に入った
普段は、顔を見に覗くだけだけど
今、凄く会いたくなった
Aは、可愛くて幸せそうな顔で寝ていた。
「……寂しかったんだよな。
ゴメンな、もうちょい待ってて。」
寝ているAの頭をそっと撫でて、ズレている布団を掛け直した
明日、渡そうと用意していた銀の指輪を、そっとAの左手の薬指にはめた
「………明日、起きたらビックリするかな
……大丈夫、ちゃんと告うから。
幸せにするから。」
寝ているAの額に唇を軽く落とした
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コッペパン(プロフ) - えあるさん» ありがとうございますf^^*) (2017年10月3日 0時) (レス) id: 741a3cb26e (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 読み終わって、評価を100票目〜と何だか嬉しくなりながら押して、作者は誰だろう…と思いながら見たら、コッペパンさんの小説だったのね。そりゃ、いい話なはずだわ…… (2017年10月3日 0時) (レス) id: 622016f6ff (このIDを非表示/違反報告)
えある - なんか涙出てきたんですが… (2017年10月2日 18時) (レス) id: d29efb840e (このIDを非表示/違反報告)
コッペパン(プロフ) - ・・・さん» ありがとうございます(^^) (2017年10月2日 12時) (レス) id: 741a3cb26e (このIDを非表示/違反報告)
・・・ - きゅんってした・・・黒尾かっこいい・・! (2017年10月2日 8時) (レス) id: b2e6687e3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コッペパン | 作者ホームページ:https://odaibako.net/u/uranai000koppe
作成日時:2017年10月2日 2時