お腹を抱えてわっはっはっは ページ28
梨々愛side
「君、誰・・・?」
知らない男の人がいきなり走って入ってきて、
安どのため息を漏らしたと思ったら、私の顔を見てびっくりしている。
(たしかに知り合いの家に来て、その知り合いが女の子の上で寝てたらびっくりするだろうけど)
誰って、答えたほうがいいのかな?
でもその前に・・・
「すいません。あの、真冬さんをベットに連れて行ってもらってもいいですか?」
「え?あぁ。そうだね。
おーい。まふまふ。起きろ」
男の人がそういうと、真冬さんはもぞもぞと動いた。
髪の毛がくすぐったいよー。
「うー。ねむいよー。って、あ、そらるさん?僕なんでこんなところで寝て・・・あ!」
変な声を上げたと思ったら、私の上から飛び降りて顔を真っ赤にしている。
か、可愛い。
私が真冬さんを見つめていると、そらるさん?と呼ばれていた人が真冬さんを呼んで連れて行ってしまった。
どこにいればいいかわからなくてリビングらしきところに行くと、真冬さんが怒られていた。
そのすがたはまるで猫のようでとても愛おしく感じた。
私は気づけばおなかを抱えて笑っていた。
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作者名:未零 | 作成日時:2018年9月5日 21時