＋７７話＋ ページ37
私は恭平の異変にすぐに気が付いた。
A「恭平…？」
恭平の私を見る目がおかしい。
A「恭平…どうしたの…？」
恭平「A。」
恭平は静かに私の名前を呼ぶと私を力いっぱい抱きしめた。
A「？！恭平？！」
恭平「もうどこにも行くなよ…」
恭平は私の耳元でささやく。
恭平「Aは俺の…俺だけのAだろ…？」
おかしい。
瞬時に察すことができた。
恭平は私の腕をさわる。
恭平「このきゃしゃな細い手も…このつややかな肌も…」
恭平は手を腕から私の頬へとすべらせる。
恭平「この可愛いAは全部俺のものだ。」
ぞクッとする。
「俺の所有物」
そう言われているようで…
恐い。
恭平「大好きだ。A。好きで…好きで…仕方ない。」
私の唇にキスを落とす恭平。
A「恭平…！！」
恭平は私の唇に手を添える。
恭平「俺のA。俺だけの…A。」
何度もつぶやく恭平。
見えない鎖でつながれているようだった。
身動きが全くとれない。
恭平「さ。行くぞ？」
A「え？どこに…」
恭平「もう…二度とAが男に近づかないように。」
恭平はニヤリと笑った。
そして聞こえるか聞こえないかのような小さな声で…
恭平「閉じ込めてやる。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴れの空(プロフ) - 紫音さん» そうなんですか？！私の作品が初めてなんて…ｗリアルに感じていただけたのなら何よりです…！！違う作品も見てくださるなんて感激です！！本当にコメありがとです！！ (2014年10月16日 16時) (
レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初のヤンデレ小説を読みました！ヤンデレ怖いっすね…; 晴れの空さんが文章書くの上手くてめっちゃリアルに感じて怖かったです…けど、すごく続きが気になりました。面白かったです！違う作品も見てきますね！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: 6f5cb1dca5 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 月霜＊魅瑠華さん» 本当ですか？！ありがとうございます〜！！コメをくださるなんて…！！すっごく嬉しいです♪私は全然すごくなんかないですよ？！文才なんてなさすぎて困ってるんですよ！！ (2013年10月11日 15時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
月霜＊魅瑠華 - 1章から読みました！(どうしてもコメントしたくなったので2章にコメを…；；)晴れの空さんすごいです！！文才あり過ぎです！！ちょっとでも分けてもらえまｓ(( (2013年10月11日 13時) (レス) id: d8c3a68c2e (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 羅菜さん» ありがとうございます！！超嬉しいです////またこの続編でもよろしくです♪ (2013年10月4日 18時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2013年8月29日 11時
