＋６１話＋ ページ19
成美side
颯「いい加減にしろよ。成美…」
ここは…
保健室前廊下。
Aが倒れて…
颯がAを抱いて保健室に連れて行くというので…
私が止めたのだ。
でも…颯は私の言うことなんて聞きもしなかった。
そして保健室前の廊下まで結局来てしまった。
颯「行かせろよ。それくらいさせてくれよ。」
成美「行かせない。言ったでしょ？颯がいるとAは迷惑がかかるの。」
颯「…お前も一緒か？」
成美「え？」
いきなりの言葉。
颯「お前もあの…狂ったいとこの奴と…同じなのか…？」
同じ…
そっか。
同じなのか…
だってあのいとこが邪魔な颯や真くんを消そうと思ってるように…
私も邪魔なAを消そうとしてたんだから。
親友なのに…
大事な幼なじみ…なのに…
すると肩が重くなった。
それはそうだ。
颯が…真剣に私の顔を見て肩に手を置いていたんだから。
颯「目を覚ませ。成美。」
成美「颯…？」
颯「もう…お前を責めたくない。俺にだって…お前は大事な幼なじみなんだから。」
大事な幼なじみ…
颯にとって私が？
颯「伊藤も一緒だと思う。お前は…伊藤にとっては大事な親友なんだから。」
Aと私は…
なぜか私は涙がこぼれてきた。
なんでだろう。
フラれたと同じなのに。
悲しい気持ちのはずなのに。
なんでこんなに…気持ちが軽いんだろう…
私、颯に「好き」って言ってもらいたかったんじゃないの？
Aの名前なんて聞きたくなかったんじゃないの？
なんで…こんなに…
成美「Aっ…Aっ…！！」
Aの名前しか出てこないの？
気持ちがあふれ出す。
Aに言いたい。
謝りたい。
いつの間にか私の頭の中にはAだけになっていた。
すると颯が私を抱きしめる。
颯「俺は…伊藤とバカみたいなこと話して笑ってるお前が好きだ。」
私は颯の顔を見上げて笑った。
やっぱり…私…
Aに消えてもらいたくない…
ずっと側にいてほしい…
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晴れの空(プロフ) - 紫音さん» そうなんですか？！私の作品が初めてなんて…ｗリアルに感じていただけたのなら何よりです…！！違う作品も見てくださるなんて感激です！！本当にコメありがとです！！ (2014年10月16日 16時) (
レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 初のヤンデレ小説を読みました！ヤンデレ怖いっすね…; 晴れの空さんが文章書くの上手くてめっちゃリアルに感じて怖かったです…けど、すごく続きが気になりました。面白かったです！違う作品も見てきますね！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: 6f5cb1dca5 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 月霜＊魅瑠華さん» 本当ですか？！ありがとうございます〜！！コメをくださるなんて…！！すっごく嬉しいです♪私は全然すごくなんかないですよ？！文才なんてなさすぎて困ってるんですよ！！ (2013年10月11日 15時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
月霜＊魅瑠華 - 1章から読みました！(どうしてもコメントしたくなったので2章にコメを…；；)晴れの空さんすごいです！！文才あり過ぎです！！ちょっとでも分けてもらえまｓ(( (2013年10月11日 13時) (レス) id: d8c3a68c2e (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 羅菜さん» ありがとうございます！！超嬉しいです////またこの続編でもよろしくです♪ (2013年10月4日 18時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2013年8月29日 11時
