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『なんで』
その言葉の後の言葉がなかなか出てこなかったのに
今になっていっぱい思い出す。
なんで会いに来てくれなくなったの。
なんでそんな距離とってるの。
なんでもっと話しかけてくれようとしないの。
.…なんで私を見ようとしないの。
目線がなかなか合わない。
今もテーブルの上で奏音ちゃんにもらった
紙を見つめてこちらを一向に見ようとしないし。
奏音「どうですか.…！」
あ「……え？あ、あぁ.…うん！
すごい良いと思うよ！
ここにこの色の花持ってきたり、
ヒマワリ畑を作るのもいいね！」
奏音「本当ですか！」
ほっと肩を降ろす奏音ちゃん。
奏音ちゃんって本当に可愛い。
勿論外見もなんだけど、
一つ一つの動作が愛くるしくて、
ギャルみたいな子が来たらどうしようと
思ってたけどすごく安心。
そのかわり、凜月君と並んできた
あの姿を見たときは胸が苦しかったのを覚えてる。
今でも思い出すだけでチクンチクンと痛んできた。
.…やだなぁ私。
高校生相手に嫉妬してるみたい。
あ「.…ん？ここらへんの花は秋だけどここは夏なの？」
奏音「え？！」
あ「ほら、この花とこの花、季節違うじゃん？」
奏音「ええぇ.…」
さっきまで安心しきってた奏音ちゃんは
ズーンと思い切り落ち込む。
私は慌てて奏音ちゃんの頭をあげさせた。
あ「大丈夫だよ！私に任せて！」
奏音「え？」
あ「ここのお店のお花は私が管理してるんだけとね。
色んな季節の花を同時に育ててるから大丈夫！」
奏音「本当ですかっ！」
あ「うん！３週間あれば全部揃えられるよ！」
奏音「ありがどうございまずうぅ.…」
とうとう感動泣きしだす奏音ちゃん。
本当に可愛い。
そういえばさっきから凜月君が一言も話してない。
ただずっと紙に視線を落としてるだけ。
.…そんなつまんなさそうにしないでよ。
奏音「では、これからまたお伺いするかもしれないですが
よろしくお願いします！」
あ「こちらこそ！成功させようね！」
笑えてるよね。
大丈夫大丈夫。
凜月君を気にすることなんてないんだから。
いつも通り！
それから約1ヶ月間創校祭に向けて
たくさん会議したりしたけど
凜月君は必要最低限のこと以外喋ってはくれなかった。
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里小翔(プロフ) - ちほさん» ありがとうございます！いえいえ、教えて頂いてとても助かりました！一応直してみたんですがどうですかね…？確認お願いします(>_<)嬉しい感想もありがとうございました！！！ (2015年10月3日 19時) (
レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - とても感動したし面白かったのですが、凛月の読み方？がりつじゃなくりつきになっていたのとKnightsがKingsになっていたのが気になりました…私なんかがすみません！でも素敵な作品でした！！( ; _ ; ) (2015年10月3日 16時) (レス) id: e2c5171782 (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - 神崎コノハさん» おおおぉーーー！！かなり見えてますね！！恋の花束ってとてもロマンチックですね！ありがとうございました！！ (2015年9月27日 21時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
神崎コノハ(プロフ) - ちなみに私は恋の花言葉を詰めた花束をプレゼントするはなさんまで見えましたね(キリッ)凄い良いお話でした！お疲れ様でした！ (2015年9月26日 20時) (レス) id: 0f2f2435c8 (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - ユナインさん» 本当ですか？！ありがとうございます！！書いて良かったです(о´∀`о) (2015年9月18日 23時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里小翔 | 作成日時：2015年8月18日 21時
