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なにやらただならぬ雰囲気を出し始めたあたりで
外国人の男の子のグループの1人が痺れを切らして
彼と言い合っていたリーダーっぽい子に声をかけた。
ハン! と馬鹿にしたように笑いながら
去っていったその背中に男の子が同じように鼻で笑った。
「……はっ、口ほどにもねーな。
これ以上つっかかってきやがったら、
この広場であそべねーようにしてやるところだったぜ」
「な、なんで……飲み物、買いに行ったんじゃないの……?」
「あーん? 自分のおんな虐められてきづかねーわけねーだろ」
「じぶんの、おんな?」
「あぁ。おれさまはお前がきにいった!
だからお前は、おれさまのFiancéeにしてやる!」
「ふぃあんしー……??」
「あぁ。だからあいつらのいうことなんて気にするな。
おれさまがお前を幸せにしてやるよ!」
彼が何を言っているのか、全くわからなかった。
フィアンシーの意味も知らなければ、
幸せにする、の意味も分からない。
笑わせてくれるってことかな、なんて
安易に考えつつもこんな弱い自分が彼に構われていることに
幼いながら申し訳なくなってきて。
俯きながら首を振った。
「……でも、わたし、ちびだし、かわいくもないし……、」
「あーん? だからなんだ。
お前の良さは、おれさまだけが知ってればそれでいい!
なあ、かばじ!」
「!」
おれさまは、お前の笑顔が好きだ。
そう言葉を付け足した男の子に言われた
“好き”というのは、小さい私でも理解出来て。
「私も、」
「A!」
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優(プロフ) - 財堂若也さん» 応援コメントありがとうございます! 一応ラストスパートかけているつもりですが文章力と発想力が乏しくオチを見失いかけておりますw あと2シーズンくらいは要するかもしれません…すみません…気長に見ていただけると幸いです… (2020年12月31日 20時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
財堂若也 - ラストスパートかかってきた感じですか?更新頑張ってください! (2020年12月31日 19時) (レス) id: 7fa4fbfbfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2ytluvuusham081 | 作成日時:2020年12月29日 12時