乗っ取り？絶対来るとこ間違えただろ。【刀剣乱舞】 (ページ5)

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乗っ取り４ページ5

「！そうだ、いいことを思いついたぞ！！」

「いいことってなぁに？」

「ふふん････聞いて驚くなよ！あ、いや、やっぱ驚いてくれ」

『･･･････なぁ』

私のため息が部屋に響く。

『それ私が居てもいいのか？』

「大丈夫だ！内容が内容だからな、きみに誤解されたままで過ごしたくないんだ」

何が大丈夫なのか････。

え？私がいつから居たかって？

最初からだよ！鶴丸の「俺狙いだって？冗談じゃない！」から居たよ！！

みんなの殺気がやばすぎて黙ってた←

『･･･で？良いことっていうのはなんだ』

「ふっふっふ････その名も！「寝返り作戦」だ！！」

「名前普通じゃん」

「っていうか鶴さん、寝返る気なの････？」

「･･･････」

「お、おい！説明は最後まで聞け！ほら、光坊と加羅坊！落ち着こうぜ？」

『頼むから仲間同士で斬り合うなよ･･･』

鶴丸は咳払いを一つすると、自信満々な表情に戻った。

･･････嫌な予感がするのは私だけなんだろうか。

隣の薬研藤四郎と笑いながら鶴丸の言葉を待つ。

「その名の通り、見習いに「寝返った」と勘違いさせる作戦だ。この本丸はもらった！と油断した時に奇襲をしかけるのさ」

「全員がそいつに寝返る振りをするのか？」

「いいや、本丸に来てすぐに全員が歓迎ムードだったら流石に怪しむだろう。それに見習いは大きい刀剣を狙っている････短刀、脇差らへんはいつも通りで構わない」

「やったぁ！」

「大将と離れなくて済むんだね！良かった～！！」

「打刀から槍の皆さん、ご愁傷様です☆これを機会にもっと距離を詰めてやりますよ！」

「そうだな、兄弟」

「きみら、言いたい放題だな？」

短刀と脇差はぴょんぴょんと跳ねながら私の腕に抱きついた。

その行為に、ほとんどの刀剣男士の視線が痛い程突き刺さる。

ま、まぁ、鶴丸の言ってることは最もだし、私も短刀達と遊べるのは助かるしな。

その案は決して、悪いものではないと思うが･･･。

「反対！それならレア刀剣だけでよくない？どうせ、俺達みたいにすぐドロップするような打刀には興味ない、とか言うでしょ」

「打刀は長谷部だけでいいんじゃないかな？」

「おい沖田組！好き勝手言うな！俺は主以外の人間に仕えたり慕ったりするつもりは毛頭ない！！」

「そうは言うがな････」

うーん、と鶴丸は悩ましげに唸った。