東リベ彼氏 2 【 中編集 】

梵天 愛され軸（続き） ページ23

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(まだ続くんかい)


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『ただいま〜』


あれから万次郎にたい焼きを買って家に帰ってきた。
玄関には春ちゃんとココがお出迎えに来てくれた。


「お嬢！蘭の野郎に何もされなかったか！？」

なんて言いながら私の荷物を全部受け取ってくれる春ちゃん


「おかえり。俺ら運ぶからAは手洗ってこい」

そういって私の背中を押すココ


まだ蘭が車止めてくるって言って帰ってきてないけどまあいいか。
お言葉に甘えて荷物を全部ココたちに任せて洗面所に向かう


手を洗って、ふと目の前の鏡を見ると自分の耳にシンプルで上品なピアスがついていることに改めて感動。
蘭にどうやってお礼しようかな、蘭ってなんか好きなものあるのかな。
お酒？タバコ？…よくわからない。


「A、おかえり。楽しかった？」

鏡越しで万次郎と目が合う。リビングが騒がしいから自室から出てきたっぽい


『ただいま！めっちゃ楽しかった！』

「どこ連れていってもらったの？」

『蘭のスーツ見に行ったり、私のピアス見に行ったり！』


「へぇ、」と万次郎が洗面所に入ってきて手を洗う。
なんだ、部屋から来たんじゃないじゃん。トイレ帰りか(おい)


「ピアス似合うね」

『蘭が買ってくれた！可愛いよね』

「蘭にちゃんとお礼言ったか？」


私のこといくつだと思ってるの…、ちゃんとお礼したし！！
顔に出ていたのか万次郎が、ふはッと吹き出す


『そういえば、万次郎にたい焼き買ってきたよ』

「食う、どこ」

『夜ごはん食べられなくなっちゃうからあとでね』

「…、」


不服そうな顔してもダメです
いつも間食して、夜ごはんあんまり食べてくれないんだもん

栄養偏っちゃうってカクちゃんも心配していた。


『行こ！みんなでご飯の準備しよ！』

「…え〜、」

『早く！』


嫌そうな顔をしつつも、ちゃんと足はリビングの方へ向いて歩いている


リビングに行くとみんながギャーギャーと買ってきたものを並べていた。
万次郎が足を止めて、大量の購入品を見て絶句


「何、今日、なんでこんなに？」

『ホットプレートで焼肉するの』

「…なるほど」



分かりやすくドン引きしていて面白い

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