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昨日の記憶が曖昧だ。
身体がおかしくなって、半間くんに連絡して助けを求めたのは覚えてる。
気が狂うほどの快感と、半間くんの「ゴメンな」も覚えてる。
頭痛が残る身体を起こす
何とびっくり全裸ではありませんか!
そして隣には、少なくとも上裸の半間くん。怖くて布団を捲れない。
冷静になれ自分
・・・きっとこれは私がいけない
私が半間くんにお願いしたんだ多分。
それなら半間くんの「ゴメンな」も理解できる。
ああ穴があったら入りたい、墓まで持っていきたい昨日のことは
時計は朝8時。
…学校は間に合わないね。
そこら中に散らばった下着や服を身に着ける。
昨日のことが怖くて。記憶がないって本当に厄介。
半間くんを起こすに起こせない、ヘンなこと言われそうで。
目線をズラすとゴミ箱にはしっかりと用途を守って使用されたゴム。
最悪、私絶対軽い女って思われた。
夜中、半間くんが切ない顔をしながら「ゴメンな」と呟いた姿がフラッシュバックする。
もう泣きそう、ほんとに最悪。
半間くんに嫌われちゃったかな、軽い女って思われたかな、
せっかく、元カレのことも吹っ切れて半間くんに向き合えると思ったのに
隣の彼がモゾモゾと動き出す
待ってまだ起きないで、心の準備ができてない
「…ん、服着てンじゃん」
不機嫌そうに呟く半間くん。
起きてしまった、もう少し寝ててほしかった。
『き、きのうは、ごめん』
「Aちゃんかわいかったぜ♡」
『その、私、全然記憶がなくて、』
「だろーな」
『軽い女って思った?』
声が震える、泣くところじゃないのに
『もう、嫌になっちゃった?』
「は?」
眉を寄せるその顔を見て涙が出てくる
「俺、好きな奴としかやらねェし。昨日はイレギュラーだったけど、背徳感あってゾクゾクしたぜ♡なに心配になってンの、嬉しかったぜ?頼ってくれて」
半間くんの大きい手が私の髪を撫でる
「それとも嫌だった?」
『ううん、』
半間くんに抱き着く
精一杯の照れ隠しと安堵の涙を隠したかった
『よかった、半間くんで』
「ひゃは♡もう一回する?♡」
抱きしめる力を強める
いつも通りの半間くんだ、良かった。
嫌われてなかったし、笑ってくれた。
「ばはッ、無視かよ♡」
『ぎゅーしてたいから今は無理、』
「そーかよ、」
半間くんの手が私の腰に巻きつく。
半間くん、私今すごく幸せです。
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水果(プロフ) - 碧さん» 半間沼へようこそ♡ (9月24日 16時) (レス) id: 290e931bd9 (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - 半間推しじゃない。むしろ嫌いだったのになんかいいなとか思った。うん、半間への態度変わりそうだ自分 (2022年7月6日 16時) (レス) @page39 id: e4e4b35b8c (このIDを非表示/違反報告)
水果(プロフ) - リィさん» わーい!!ありがとうございます🥳💜💜 (2021年11月14日 1時) (レス) @page41 id: 84b9c0ff29 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - は”っあ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”…面白かったぁ!!!!お疲れ様です!!ハピエンさいこー!!! (2021年10月6日 23時) (レス) @page40 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
水果(プロフ) - なつきさん» いつもありがとうございます!わー、凄く嬉しいです(T_T)!! (2021年9月12日 10時) (レス) id: 84b9c0ff29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水果 | 作成日時:2021年8月18日 1時