(タイトル未定) ページ3
-木曜日
自分の予想以上に興奮していた私は待ち合わせ場所にだいぶ早く着いてしまった。
少し待っていると集合の10分以上前にも関わらず
「遅うなってごめん、待った?」
とフレアのスカートを揺らしながら小走りできた。
いつも通り…いや、いつもの倍以上に可愛い彼女
そして時計台の下というベタな待ち合わせ場所
つい秘めている友達以上の感情を出してしまいそうになる。
「てっちゃんとのお出かけ楽しみで夜寝れなかったばい。」
「…そ、それで買いたいものってなんなの?」
嘘でも言ってくれたことが嬉しくて鼻の下が伸びそうになるのを隠すように口早に言った。
「りっちゃんの誕生日プレゼントを買いたかったと」
あぁ、私は理佐とクラスで一番と言っていいほど仲がいい。だからねるがその買い物に付き合ってというのもよく分かる。
なのに…… 何故かムッとしてしまった。
こんなに私って心が狭かったっけと自分に呆れてしまう。
「理佐は地図とリップが好きだよ」
「地図⁉なにそれ、面白かね」
という感じで色々なところをねると回った。真剣に悩む顔が綺麗で、思わず見つめてしまったことも多々…
「これ!よくなか?」「りっちゃん喜ぶかな」
なんて言っている様子を見て私もねるに思われたいという願望が募っていく。
理佐のプレゼント探しというのは何故か気に食わなかったけれどねると一緒だったからそんなことも忘れ、心踊る時間だった。
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星空 鈴 - 静林檎さん» これからも、応援してますね! (2019年6月22日 6時) (レス) id: 7f9dcff7be (このIDを非表示/違反報告)
静林檎(プロフ) - 星空 鈴さん» ありがとうございます。 遅くなりましたが少し更新しました。 これから少しずつ更新していくので良かったらみてください。楽しみにしてくれている方がいて本当に嬉しいです。 (2019年6月11日 5時) (レス) id: ab27f09a4c (このIDを非表示/違反報告)
星空 鈴 - 更新されるの、楽しみにしてますね! (2019年6月9日 16時) (レス) id: 7f9dcff7be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:静林檎 | 作成日時:2019年3月22日 7時