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46話 ページ31

〜魔法練習場〜


ミリアの案内で、俺たちは魔法練習場に来た。


ミ「ここが、魔法練習場です。」


ユ「広いね!私たちの村は、ここの半分程度だったのに。」


確かに、アルーダ村の魔法練習場は広かった。

と言っても、この施設だけが広いわけではなく、ロレッタ村はどの施設も、

俺たちの村と比較すると、どれも倍以上あるのだ。


レ「ミリア、さっそく見せてくれないか。」


ミ「分かりました。ではさっそく・・・。」


そういってミリアは、マジックウェポンを懐から取り出す。

そして、二十メートルほど先にある、円状の的に向けた。


ミ「じゃあ、いきますよ。」


その声と共に、ミリアはボタンのようなものを押す。

そしてその瞬間、筒状の部分から、氷の弾が発射される。

円状の的に向かって、一直線に。

そして、その弾が当たった的は、弾が当たった部分に穴が開いていた。


レ「これは、すごいな。」


ユ「うん・・・。すっごいよ、ミリア!」


ミ「私も初めて使ったんですけど、このボタンを押すだけで、

  勝手に氷の弾が発射されるんですね。」


レ「でも、俺は使えそうもないな。
 
  俺は関係ないけど。」


ユ「どうして?レオンなら、あれを少なくとも三十発はいけると思うけど。」


レ「だってさ、これは弾が固形の方が効くだろう?

  この武器は、スピード重視で、貫通力のある球を発射するものだ。

  しかし、俺の得意属性は炎だ。

  炎で弾は作れない。

  それじゃ、使えないじゃないか。」


ユ「むぅ、なるほど・・・。」


ユミルは、口では納得して見せた。

しかし、口では、であって、本心から納得しているわけではない。

きっと、俺の魔法力なら、本当はいけるはずなのに、とか思ってるんだろう。

でも、しょうがない。

俺は、複数の属性を使うより、一つの属性の魔法だけを使うことを選んだ。

その方が、威力を上げれるからだ。

複数の属性の魔法を一度に覚えて、それを使いこなすなんて、

俺には無理な芸当だ。

使えても、一つ一つの威力が下がって、逆に足手まといになってしまう。

それは避けたい、避けるべきことだ。

そう思いつつ、俺はミリアに話しかける。

・・・ユミルの不機嫌そうな顔に、気付かなかった素振りをして。


レ「よし。マジックウェポンも見せてもらったことだし、帰ろうか。」


ミ「そうですね。」


ユ「りょ〜かい!」





〜補足〜

マジックウェポンは、拳銃みたいな形です。(by作者)

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設定タグ:ゆあ , 刻印 , 呪い   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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わたあめ☆ - ゆあさん» おっつ〜!ゆあもいいね!その文才!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
zero - お疲れ様これからも頑張れ! (2017年7月5日 23時) (レス) id: 0391fa1845 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - コメントありがとうございます!じゃあ、レオンの妹、ちょっとだけ登場させて、本格的に入れるとしたら、4章あたりになるとは思います。 (2017年6月20日 17時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
こあこあ - ゆあちゃん、リクエスト!レオンの妹作って!! (2017年6月17日 9時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - ほんとだ!ありがと〜 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2017年5月15日 19時

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