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44話 ページ29

〜アルーダ村・村長の屋敷前〜


ユ「ここもスケール大きいよね。

  みんなこんな感じなのかな。」


レ「家の大きさとか気にしてる場合じゃないだろ。

  早く話を聞いてくるぞ。」


ユ「分かってるって。

  早くいこ〜。」



  トントン

レ「失礼します。

  この村の村長に話を聞きに来たのですが。」


受付みたいな人に声をかけてみた。


「分かりました、少しお待ちください。」


「お待たせしました。どうぞ、お入りください。」


そうやって通されたのは、とても広い部屋だった。

奥の方に、人影が見える。

おそらくあの人が、この村の村長だろう。


レ「お忙しいところ申し訳ありません。

  実は、少し聞きたいことがあって・・・。」


ア村「おう、何が聞きたいんだ。」


レ「かつてこの村にも、魔王の刻印を持っていた人がいたそうですが、

  その人について聞きたいんです。」


ユ「村長なら、何か知っているのではないか、と思いまして。」


ア村「そんなことを知って、何になるっていうんだ。」


どうしようか。

正直に言ってもいいが、果たしてこんなことを言っていいものか・・・。

でも、言った方が詳しい情報を聞けるかもしれない。

このことを言ったら、もしかしたら狙われる可能性もあるかもしれないけど。


ユ「実は、このレオンは・・・斯々然々というわけです。」


ユミルが勝手に言ってしまった。

人のプライバシーを勝手に話さないでほしい、という思いは置いておいて。

大丈夫だろうか。

敵視されたりしたら、面倒なことになりそうなんだが。

でもきっと、大丈夫だと信じたいんだがなぁ。


ア村「なるほど、そうだったのか。。

  それは大変だったなぁ。

  そういうことなら、教えてやろう。

  と言っても、俺もよくは知らないんだがな。」


笑いながら、村長は言った。

良かった・・・大変なことにならなくて。


ア村「その刻印を持った青年がいたのは、確か・・・

  300年前だったか。

  その青年は、とても強い力を持っていて、16歳の時に

  この村を出て行った。

  その後は、今までと同じように魔王城でやりたい放題していたんだろ。

  そういえば、その青年の日記が残っていたような・・・?

  今度、そうだな、明日にでも渡そう。」


レ「ありがとうございます。」


ユ「それでは、失礼します。」


ア村「何かあったらいつでも来いよ。」

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設定タグ:ゆあ , 刻印 , 呪い   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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わたあめ☆ - ゆあさん» おっつ〜!ゆあもいいね!その文才!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
zero - お疲れ様これからも頑張れ! (2017年7月5日 23時) (レス) id: 0391fa1845 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - コメントありがとうございます!じゃあ、レオンの妹、ちょっとだけ登場させて、本格的に入れるとしたら、4章あたりになるとは思います。 (2017年6月20日 17時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
こあこあ - ゆあちゃん、リクエスト!レオンの妹作って!! (2017年6月17日 9時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - ほんとだ!ありがと〜 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあ | 作成日時:2017年5月15日 19時

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