検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,397 hit

32話 ページ17

ミリアが家に入っていくのを、つけていた俺たちが見届けたあと、

俺はユミルにある魔法を使ってほしいと頼んだ。

その魔法は、サーチャーをつけた相手と感覚を共有するというもの。

あらかじめサーチャーをつけておいたから、すぐに俺たちはミリアの状況が把握できた。

ユ「へぇ〜。
  ミリアの家を見てなんとなく想像はついてたけど、こんなに大きいなんてね。」

レ「そうだな。さすがはダークフォート家、というところか。」

ユ「ん?この人は・・・ミリアのお父様、とやらかな。」

レ「あぁ、そうみたいだな。
  一緒にいるのはお姉さんか。」

ユ「うわっ。あのお姉さん、怖すぎなんだけど。」

レ「・・・もう部屋に返すのか。やっぱり大丈夫なのか?」

ユ「ううん。そういうわけではないと思う。なんとなくだけど。」

ユミルは険しい顔をしていた。

レ「そうか・・・。それなら、そろそろ準備しておくか。」

ユ「ミリアが私たちを呼んだら、助けに行けばいいんでしょ?」

レ「あぁ。あいつらは、無理やり何かしたりはしないと思うから。
  ミリア・・・。大丈夫だと思うか?」

ユ「私としては、今すぐにでも助けたい。ミリアが傷つかないうちに。
  ・・・でも、きっとそれは無理よね。
  ミリアは、もっとほかの人に目を向けることを覚えた方がいいと思うし。」

レ「そうだな。家族に認められないのはつらいが、そのために自分を犠牲にするなんてな。
  あれじゃあ、操り人形と変わらない。」

ユ「そろそろ、突撃用意、ね。」

レ「ちゃんと準備しとけよ。」

ミ「助けて。」

レ「待て!」

33話→←31話 ミリアside 後半



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:ゆあ , 刻印 , 呪い   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わたあめ☆ - ゆあさん» おっつ〜!ゆあもいいね!その文才!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
zero - お疲れ様これからも頑張れ! (2017年7月5日 23時) (レス) id: 0391fa1845 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - コメントありがとうございます!じゃあ、レオンの妹、ちょっとだけ登場させて、本格的に入れるとしたら、4章あたりになるとは思います。 (2017年6月20日 17時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
こあこあ - ゆあちゃん、リクエスト!レオンの妹作って!! (2017年6月17日 9時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - ほんとだ!ありがと〜 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆあ | 作成日時:2017年5月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。