32話 ページ17
ミリアが家に入っていくのを、つけていた俺たちが見届けたあと、
俺はユミルにある魔法を使ってほしいと頼んだ。
その魔法は、サーチャーをつけた相手と感覚を共有するというもの。
あらかじめサーチャーをつけておいたから、すぐに俺たちはミリアの状況が把握できた。
ユ「へぇ〜。
ミリアの家を見てなんとなく想像はついてたけど、こんなに大きいなんてね。」
レ「そうだな。さすがはダークフォート家、というところか。」
ユ「ん?この人は・・・ミリアのお父様、とやらかな。」
レ「あぁ、そうみたいだな。
一緒にいるのはお姉さんか。」
ユ「うわっ。あのお姉さん、怖すぎなんだけど。」
レ「・・・もう部屋に返すのか。やっぱり大丈夫なのか?」
ユ「ううん。そういうわけではないと思う。なんとなくだけど。」
ユミルは険しい顔をしていた。
レ「そうか・・・。それなら、そろそろ準備しておくか。」
ユ「ミリアが私たちを呼んだら、助けに行けばいいんでしょ?」
レ「あぁ。あいつらは、無理やり何かしたりはしないと思うから。
ミリア・・・。大丈夫だと思うか?」
ユ「私としては、今すぐにでも助けたい。ミリアが傷つかないうちに。
・・・でも、きっとそれは無理よね。
ミリアは、もっとほかの人に目を向けることを覚えた方がいいと思うし。」
レ「そうだな。家族に認められないのはつらいが、そのために自分を犠牲にするなんてな。
あれじゃあ、操り人形と変わらない。」
ユ「そろそろ、突撃用意、ね。」
レ「ちゃんと準備しとけよ。」
ミ「助けて。」
レ「待て!」
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わたあめ☆ - ゆあさん» おっつ〜!ゆあもいいね!その文才!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
zero - お疲れ様これからも頑張れ! (2017年7月5日 23時) (レス) id: 0391fa1845 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - コメントありがとうございます!じゃあ、レオンの妹、ちょっとだけ登場させて、本格的に入れるとしたら、4章あたりになるとは思います。 (2017年6月20日 17時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
こあこあ - ゆあちゃん、リクエスト!レオンの妹作って!! (2017年6月17日 9時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - ほんとだ!ありがと〜 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあ | 作成日時:2017年5月15日 19時