元姉さん 2

sister_48 ページ4

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キャバ嬢ヘルプ最終日､小浜との約束の日まであと3日｡




キャバ嬢とは難しいもので､相手の興味も無い話をうんうんと相槌を打ち聞き相手のグラスが空になれば一々注がなきゃならない｡






正直言うと私の性格に合わない､めんどくさい｡







(...まぁ､最終日だし我慢だな)






今日はどんな客が来るだろうか､なんて呑気に考えながら化粧をする






＿＿






開店から数時間後､リーマンに指名され相手をしていると突如従業員達の女の子達の黄色い悲鳴があがった










何事か､と入口の方を見て愕然とする













黒い隊服に身を包み､腰に剣を差す男達｡その真ん中で女の子達に囲まれているV字前髪と赤い丸い目







｢土方さん！来てくださったんですね♡｣

｢沖田さん私指名してくださいな♡｣














なんと彼らがやって来ていた｡















近｢お妙さーーーん！！｣

妙｢キモいんだよゴリラァァァ！！！｣







あーーー､近藤さん確か妙ちゃんのストーカーとか...





近｢よォしお前ら今日はめいいっぱい飲みやがれ！！｣










どうやら真選組総出ですまいるに金を落としに来たらしくほぼ貸し切り状態に




ヘルプが必要な程人数の少ない従業員､もちろん彼らも駆り出されるわけで｡





新｢...ぱ､パチ恵でーす｣

銀｢パー子でぇす｣




あいつら馬鹿なのか？なんで顎しゃくればバレないと思ってんだよ馬鹿だろ！！






幸いな事に隅のテーブルで他のお客さんの相手をしていた私は駆り出されることは無く､一命を取り留めた







まずい､今このお客さんが帰ったら私はあっちに行かなきゃならない






｢...お客さん､もっとお話聞かせてくださいな｣









そうは言ったもののお酒に弱かったらしく直ぐに潰れてしまった私の客｡店長に帰してあげてと言われ店の外迄送り届ける




｢また来てくださいねー｣






きっと従業員の子達は土方と総悟に夢中だろう､他のお客さんの相手が今居ないなず｡そこに私が入れば私は真選組の相手をする必要が無くなる...！






急いで戻ると真選組以外のお客全員が会計をしていた




｢...は､妙ちゃんこれは一体｣





妙｢公務員と一般企業の男､金を持ってるのはどっちかしら？｣

｢はぁ...妙ちゃん､あんたって子は｣








売上を考え従業員を真選組に集中させようと他の客を酔い潰させて帰してしまったらしい｡なんて子だ

















つまりは｡

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