元姉さん 2 (ページ24)

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sister_69 ページ24

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＿＿港の三番倉庫､閉まった扉の前に複数の黒い影｡

倉庫の中､2人の男女が剣を抜き殺し合いの最中

小｢やはり貴方10年前より堕ちましたねェ｣

｢はっ､そりゃ10年も剣抜かずに生きてたら堕ちるだろうよ｡でもな､捨てた訳じゃない｡お前を倒すまでは｣

先程まで百を超える浪士を相手にしていたA､劣勢になるのも無理はない

小｢ほら､教えたでしょう｡貴方はよく右が空くと｣

｢っ､あ"ぁあ､｣

ぼとぼと､と赤黒い液体が腹から零れ落ちる

｢私も､教えたこと､あるけどなァ､あんたは左脚を軸にするから切られやすい､ってよ｣

脚を切られた小浜もふらりとよろめく｡

｢いい､加減ｯ負けを､認めたらど､うだ｣

普通の人間なら出血多量で動けていないだろう｡そこまでして剣を握り立ち上がるのは彼女のプライド､決意だった｡

小｢負けを認めるのは貴方でしょう｡私しか生き残ってないとでも？｣

｢まさか､｣

薄気味悪く笑った小浜に後ろを振り返ると剣を振りかざす浪士が居た

それだけじゃない､その奥にもまだ複数の浪士が見えた

(っやば､...)

咄嗟に腕で庇い目を瞑るAだが一向に痛みは来なかった

彼女が目を開けると何故かその浪士は既に息をしておらず､誰かに殺されたのだと分かった

代わりにそこに居たのは､

総｢テメェこそ何言ってんでィ｡誰が沖田Aの仲間がいないつった｣

剣に付いた血を払う総悟がいた｡

その後ろから現れたのは同じく黒い隊服に身を包んだ男達

近｢御用改めである､真選組だァァァ！！！！｣

また､その横から現れた3人組と､1匹｡

神｢ご飯おかわりでアル､白米派だァァァ！！！！｣

新｢いや何言ってんの神楽ちゃん！？｣

銀｢お前さっき腹ごしらえだって5合食べてきただろ！？食費もうねーんだよ！｣

新｢いやそこじゃねーだろ！｣

定｢わん！！！｣

｢え､な､んで｣

銀｢なんでだァ？お前まだ来月の家賃分払ってもらってねーんだけど｣

｢殺すぞくそ天パ｣

神｢Aー！！私ありがとうだけで終わらせられる程潔い女じゃないヨ！！｣

総｢おいクソチャイナ今のは俺が喋る雰囲気だったろィ！｣

神｢なんだヨお前出番消えて寂しいアルか？｣

土｢てめーらは何で揉めてんだ！！！｣