sister_67 ページ22
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ありえねェ、そんな事があっていいのか。
約10年も憎んだ相手が実は自分を護る為に悪役を演じてましたってか?
総「ハッ、笑えねーや」
あの日、突然武州を出ると言ったアイツは俺を拒絶した。俺だけじゃなかった。近藤さんも、土方も、姉上のことも。
そして土方のヤローと毎日のようにそこらのチンピラに喧嘩ふっかけて暴れ回ってた日々も、剣も捨てると言った
よく分からなかった。昨日まで総悟、と呼んで頭を撫でてくれていた彼女の豹変ぶりに。
その日はずっと悪い夢でも見てんだと思っていた。明日にはいつもの優しい彼女が頭を撫でてくれると思っていた。
しかし翌日、ずっと自分の部屋に籠り出てくることはなく、その次の日。アイツは出ていった。
姉上、近藤さんを傷つける奴は誰であろうと許せなかった。だから、幼かった俺はつい口走っていた
"お前なんて嫌いだ、勝手に死んじまえ"
言ってすぐに後悔した。アイツの顔が一瞬歪んだから。
そこから十数年。俺のアイツに対する感情は嫌悪だけだった。たまに思い出す楽しいと思えていた思い出は無かったことにした。
その十何年の嫌悪がすべて間違い?ふざけるのも大概にしてほしい。
優しかったあの人が、変わらずずっと、今でも、優しいままだったなんて信じたくなかった。
いや、心の隅では思ってたんだと思う。頭の片隅には優しかったあの人の笑顔が常に居た。知らないふりをしていた。
やっと誤解が解けた
誤解?違ェ、俺の思い込みだ。
そんで、ずっと黙って1人で全部背負い込んだバカ姉貴を1発殴りに行きてェ、あと彼女を信じなかった俺も。
なのに、会いに行きたいのに、もう会えないかもしれないとか、急だろィ
死ぬかもしれない?身を捨ててまた俺達を護ろうとしてるしてるとか、お人好しにも程があらァ
総「絶対死なせねェ、待ってろバカ姉貴。」
__視点無し
町外れの港にある倉庫の前に、真っ黒な隊服に身を包んだ男達が息を潜めていた。
総「1番隊、突撃用意」
隊長たるもの、常に冷静で居なければならない。
例えそれが、自分の姉に死が迫っていたとしても。
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ひおりん - めっちゃ最高です‼︎更新待ってます (9月18日 11時) (レス) @page29 id: 6733d96b22 (このIDを非表示/違反報告)
生粋のオタク - 涙腺崩壊 (5月7日 21時) (レス) @page30 id: 8a34509e2e (このIDを非表示/違反報告)
噂のキャンディー(プロフ) - 号泣しました、沖田姉弟っ。幸せになれよっ。更新まってます。 (2022年8月4日 11時) (レス) @page30 id: 97930f92c9 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 本当にかんどうしました。更新待ってます (2022年2月27日 11時) (レス) @page30 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 号泣しました…完結まで更新待ってます (2022年2月12日 2時) (レス) @page30 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わか | 作成日時:2021年2月17日 7時