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案外乙女ね、千冬くん。 ページ7

「そして、これはどういう状況?」

「え、あ、その」

俺が慌てていると

「率直に聞きます。場地さんの彼女さんですか?」

「え、」

ちょっと千冬〜?!

え、まって、普通に考えてもやばくないか?!

「な、なんでそう思うのさ」

「場地さんの家から出てきたからです。」

「それだけで?!」

思わずツッコミを入れてしまった。

ヤバいぞ。

いや、でも、これは自然だ。

信じた俺がバカだった。

「なんだよ!場地さんは女人と全然関わりねぇんだぞ!!」

「それでも、手ぇ繋いでたとかあるだろ?!」


「ふっ」


「「え?」」


「ふははっもう限界w」


「なんで笑うんすか!」

「そうっすよ!!」

「だって面白いんだもん、笑いとまんないw」

そう言いながら笑うAさんの顔は綺麗だった。

もともと、そこまで話したことはなかったがこんな表情をするなんて、最初の印象からは考えられない。

そう思いながら、何か言わないとと思い左横に目をやると、

耳の端まで真っ赤になっている千冬の顔が目に入った。

え、あ、は?

もし、もしかして。

「あぁー面白かった。久しぶりに大笑いした。」

そういうAさんの顔はもういつも通りだったが、少し満足げだった。

「そしたら、自己紹介から。東京卍會所属のA、よろしく。」

「あぁ、よろしくお願いします!!」

我に返ったように顔を上げ返事をする千冬。

「それで、さっきのことなんだけど、実は昔からけーすけとは
仲が良くてさ。それで、週に1回は家に遊びに行かせてもらうの。だけど、昨日遊びに行った時忘れものしちゃってそれで今日もう1回お邪魔させてもらったってだけの話し。
だから、その、さ、w、ふ、2人の思ってるような、w関係じゃ無いなからw」

あー、また笑っちゃう。と言いながら必死に笑いを堪えるAさん。


「そうだったんすね、早とちりしてすいません。よ、良ければ
そ、その、連絡先、交換してくれませんか!!」

「良いよ」

いつの間に笑いが収まってしるAさん。

案外表情豊かなのかもしれない。

「武道くんとも交換してなかったね」

そう言って連絡先を見してくれた。

「あざっす!!」

「ありがとうございます!!」

千冬は大事そうにスマホを両手で抱きしめていた。

「そしたら、誤解も解いたところだし帰りますか!」

そう言って手を振ってAさんは帰って行った。



「なぁ千冬」

「なんだ相棒」

「千冬も案外乙女だよな」

「は?」

「ごめん」

隊長には忠犬がいるらしい。→←場地さんの家から美少女が出て来た。



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おかか。 - やっぱり寂しくなって書いてしまいました…。良ければ皆さん読んでってくれると嬉しいです!! (2022年9月9日 23時) (レス) id: dc1d0df239 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - この話を書こうと思って毎回開くと完結って書いてて、なんとなく寂しくなってしまいました…また描き始めようかな。もし書いたら皆さん読んでくださいますか? (2022年9月6日 21時) (レス) @page50 id: a4f06416fb (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - もう読んで下さったんですか?!喜んで貰えてとても嬉しいです(泣)。 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 48d7f112a3 (このIDを非表示/違反報告)
なむ(プロフ) - おかか。さん» 書いてくださってありがとうございます!ちょっとツン気味の二人可愛い……お守り最高です(笑)全然大丈夫ですよ(^^)v (2022年8月12日 23時) (レス) @page36 id: 1752203a92 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - 場地君と三ツ谷君分かりました!皆さんが読んでくれているお陰で楽しく書かせて貰えています。本当にいつもありがとうございます!(なむさんのコメントとても読みやすかったです!私の方こそ日本語大丈夫でしょうか…?) (2022年8月12日 22時) (レス) id: 48d7f112a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかか。 | 作成日時:2022年7月26日 21時

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