双子の兄妹以上恋人未満。 ページ18
『今日からお前ら2人は双子兄妹だ！』
そう言われて衝撃てきだったのを今でも覚えている。
最初は、無口で、愛想もなくて、嫌いだったけど、
(真一郎はなんであんなこと言ったんだよ)
『え、イザナくんは兄ちゃんなんだから一緒に居るのなんて当たり前でしょ？』
こんな俺でも、血の繋がりも無くても、それでもAは
本当の妹のようだった。
あぁ懐かし。
｢イザナ何考えてんだ？行くぞ｣
｢少し、前のことを思い出してな｣
｢？お前が昔を思い出すなんて珍しい｣
｢うるせぇ、帰り寄りたいところあるから連れていけ｣
｢わーったよ｣
｢イザナ兄どうしたの？｣
チャイムを鳴らすとすぐに扉が開いた。
｢ん、久しぶりに会いたくなってな｣
｢珍しい、そう言えば鶴くんは？｣
｢あぁ、門の前で待たせてる｣
｢この後時間あるんだったら入ったら？新作のケーキ買ってきて丁度3人分あるから｣
｢良いのか？｣
｢うん、久しぶりに話したいし｣
｢じゃあお邪魔するわ。鶴蝶ー、Aがお前とも話したいってさー｣
｢え、俺も？！｣
だからそうだっつってんだろ。
｢ふふ、鶴くんも元気そうで安心した｣
｢アイツはいつもうるせぇから大丈夫だ｣
｢確かにそうだね｣
笑いを漏らすAを見て胸が暖かくなった。
｢はい、どうぞー｣
綺麗にケーキを皿に移して目の前に運んでくれた。
｢ありがとな｣
｢ありがとうございます｣
｢いえいえ｣
｢これ、人気のあるケーキ屋さんのじゃないですか？！｣
｢そうなのか？｣
｢あー、うん。人気はあると思うけど、開店してから週１回づつ通うようになって、それでか、お店の人がケーキ、1つおまけしてくれるようになったの｣
あぁ。そんな人達にも好かれているんだと思って何故かとても誇らしくなった。
｢そう言えば、まんじろうと真兄とエマが｢遊びにこい｣ってさ｣
｢まだ真一郎は分かるけどなんでよりによってアイツらなんだよ｣
｢それぐらいイザナは愛されてるってことでしょ｣
｢いや、願ってねぇ｣
｢願わなくてもそうやって人が寄って来るってことは、イザナが良い奴だって分かってるからでしょ｣
またすぐコイツはこういうことをいう。
｢鶴くんもいつもありがとう｣
｢い、いえ！いつもお世話になってるのは俺のほうです！｣
嘘つきやがって。いつも俺を叱るのは誰だよ。
あぁ、双子にならなきゃ今、Aと会えていないと思うと感謝するけどよ、それ以上になりてぇよ。
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おかか。 - やっぱり寂しくなって書いてしまいました…。良ければ皆さん読んでってくれると嬉しいです！！ (2022年9月9日 23時) (
レス) id: dc1d0df239 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - この話を書こうと思って毎回開くと完結って書いてて、なんとなく寂しくなってしまいました…また描き始めようかな。もし書いたら皆さん読んでくださいますか？ (2022年9月6日 21時) (レス) @page50 id: a4f06416fb (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - もう読んで下さったんですか？！喜んで貰えてとても嬉しいです(泣)。 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 48d7f112a3 (このIDを非表示/違反報告)
なむ(プロフ) - おかか。さん» 書いてくださってありがとうございます！ちょっとツン気味の二人可愛い……お守り最高です(笑)全然大丈夫ですよ(^^)v (2022年8月12日 23時) (レス) @page36 id: 1752203a92 (このIDを非表示/違反報告)
おかか。 - 場地君と三ツ谷君分かりました！皆さんが読んでくれているお陰で楽しく書かせて貰えています。本当にいつもありがとうございます！(なむさんのコメントとても読みやすかったです！私の方こそ日本語大丈夫でしょうか…？) (2022年8月12日 22時) (レス) id: 48d7f112a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかか。 | 作成日時：2022年7月26日 21時
